大相撲と民主党
大相撲が揺れています。そう言えばここ数年様々な問題が浮上しています。ざっと記憶にある中でも、弟子の殺害事件・親方の暴力事件・力士の覚醒剤問題・横綱の暴力事件・野球賭博問題、そして飲酒トラブル、さらに今回の八百長問題。
八百長問題は早くから問われていた問題です。しかし、今日この様に様々な問題が出てくると言うことは相撲協会にまったく自浄能力がないと言うことです。
これらのほとんどの問題は外部から明らかにされた問題です。則ち協会のトップに相撲界を国技として如何様なる世界にするのかというビジョンがないことが最も大きな問題だと私は思います。
同じ問題が現政権の民主党にもあるのではないでしょうか。何故ならまったく国家ビジョンが示されていません。バックボーンがないために行き当たりばったりの政治になります。今日、先の衆院選のマニフェストが出来もしないポピュリズムであったことが明らかにされてきました。
あのマニフェストは、「おれおれ詐欺」ではなく「やるやる詐欺」です。その説明はいとも簡単です。
子供手当問題→26,000円全額国負担は13,000円、地方も負担
高速道路無料化→土日2,000円にします
事業仕分けで9.1兆円の無駄削減→削減0,6兆円
歳出改革で16.8兆円→埋蔵金はありませんでした
増税しません→やむなしの方向
天下り許しません→郵政3役に天下り容認
公務員の人件費2割削減→先送り
暫定税率廃止→現状維持
赤字国債抑制→過去最大の赤字国債
クリーンな政治→自浄できない民主党
等々枚挙にいとまがありません。
繰り返しますが、自浄能力が働かないことは相撲協会とまったく同じとしか言いようがありません。
小沢問題も、当初は「不条理をただす政治」をと訴え、年頭には「政治とカネの問題にけじめをつける年にしたい」と決意表明をしました。しかし、民主党は今小沢に「不条理な」処分を下そうとしています。それは党員資格停止だと言うことです。自民党時代にはこの様なことはなかったと思います。
相撲協会も民主党も同じ穴の狢です。従って、現政権は相撲協会を指導する資格は全くないと思います。