本会議開会
今日(10日)は10:00より平成22年度長浜市議会第1回定例会議の開会でした。市長より議案説明の前に、6項目を柱とする所信が述べられました。
各項目とポイントを記します。
1.「未来にツケを残さない健全財政」を創ります。
この中で特に市庁舎については、“簡素で機能的な市民の皆様に愛され温もりと安らぎを感じて頂ける施設として早急に着手したい”とありました。
2.「クリーン、わかりやすい、開かれた市政」を目指します。
情報開示、情報発信を推進し、市民との信頼関係に基づく対話に努めてゆきます。
3.「公平・平等で格差のない新長浜市」を創ります。
地域の特性を生かしながら、強固なネットワークを結びつけ、合併効果を実感して頂けるように「新長浜市づくり」のプランを、地域の皆さんと共に策定してゆきます。
4.教育環境・子育て環境の改善や「道徳教育」に力を入れ、「教育先進都市」を目指します。
子育て支援については喫緊の政策課題として対応を講じてまいります。
5.福祉・医療・安全に力を入れた、「心やすまる市政」を創ります。
二つの市民病院を核とする地域医療の確保、地域福祉施策の拡充等、市民の暮らしの安全確保の観点から、「心やすまる市政」の展開を図ります。
6.優れた歴史財産を広域的ネットワークで結び、「観光都市新長浜」を創ります。
先賢より受け継がれた観光資源が数多く存在する新長浜市において、裾野の広い経済効果や地域づくりに繋がる観光振興を進めると共に、新長浜のブランド力の向上を図ります。
所信を聞く中で、納得することがほとんどでしたが、4の、子育て支援について、過去私が何度も訴えてきた「親育」への取り組みが述べられなかったことが残念でした。
さらに、6の、観光戦略について、淀川水系の源に位置する湖北地域として、山林の環境保護と整備についても取り組むべく、語っていただきたかったと思いました。
今日から始まる新長浜市には難題が山積しているのですが、市長を中心に、行政と市民が力を合わせて取り組んで行けば、必ずや克服できるものと信じています。そのためには《天佑自助》の精神こそ求められるものだと思います。
両者の話が出てきて混同したことは、「米百俵」の小林虎三郎の話と、「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」と行動した、上杉鷹山の話でした。