水戦争
今日(13日)の産経新聞に“世界 激しい水資源争奪戦”とありました。内容を少し記します。
昨年1月頃中国の企業関係者が三重県宮川ダム湖を視察した上で、「いい木があるので立木と土地を買いたい」と一帯の私有地約1,000㌶の買収を町に持ちかけた。3年前にも別の中国人が同じ地域の水源地の買収話があったという。
町は立木は「良い木材」とは考えられず町の担当者は「木ではなく地下にたまっている水が目的ではないか」と分析する。
同じようなことが長野県・岡山県で行われている。林野庁は昨年6月「中国を中心とした外国資本が森林を買収しているのではないか」との情報が寄せられ、実態把握のため全国の都道府県に聞き取り行ったという。
ご承知のようにこの背景には中国の深刻な水不足があることは云うまでもありません。2025年には地球上の約30億人の人が水不足に陥ると云われています。日本は森林が7割を占めます。そこには豊かな水が蓄えられておりこの水はやがてビジネスチャンスになる可能性を含んでいます。
そこで重要なことは我が湖北地域のことです。湖北の森林地帯は琵琶湖すなわち淀川水系の水源地でもあるわけです。この水源地を守ることは湖北に居住する者の責務だと思います。なぜなら琵琶湖の水は近畿1500万人近い人の命の基だからです。
1市6町は来年1月1日に合併します。これを機に湖北の水源を守るために可能な手だてをしなくてはなりません。そしてより美しい琵琶湖を取りもどすと共に、近未来にはその美しい水がビジネスに役立つ時が来るかもしれません。
国は水資源を守る法整備をすると共に、新長浜市は米原市から西浅井にかけての森林整備をする必要があると思います。如何でしょうか。