教育長問題
残念ながら北川教育長は30日に辞職届けが提出され市長はいとも簡単にそれを受理しました。果たして首長から独立した行政委員会として、教育委員会の政治的中立性の確保がなされていたのかに私は疑問を持っています。さらに、市長在職4年の間に4人目の教育長が誕生しようとする中で教育の継続性・安定性の確保はなされているのかはなはだ疑問です。
長浜市における現在進行中の教育問題は山積しています。例えば既存する教育現場の課題はもとより、西黒田と神田両幼稚園の統合問題・公民館建設問題・遅れている給食センター建設問題・小学校統合問題・1市6町合併に向けての学校教育における様々な課題等々大変重要な時期です。その他教育委員会は、生涯教育・文化・芸術・スポーツ等の幅広い分野の施策に関わらなくてはなりません。
おそらく教育長はそれらを十分に承知し全力を尽くし推進する中で、よくよくの事情で辞職に至ったのだとは推察します。その点については何があっても責任を果たしていただきたかったと思います。
さて次期教育長ですがはたして後継者が居るのか極めて心配です。教育には清らかな場が必要です。色の付いた人物では教育を預かることは出来ません。一方「教育は人なり」とも云います。人物を得ないと教育は出来ません。
教育長はまず第一に、長浜市の幼・小・中およそ1万人に近い子ども達を預かる教育の要です。ひたすら総ての子ども達の心身の成長を願ってあらゆる問題を解決してゆかなくてはなりません。そのためには、色の付いていない純粋でしっかりとした願いを持った人物を広い視野を持って選出していただきたいと念じています。
人選に当たる人は必要なところにしっかりと耳を傾けることが重要ではないかと考えます。決して一部の人にもてあそばれる教育であってはなりません。