大量虐殺
1989年6月4日未明に行われた大量虐殺、天安門事件。あれから20年を迎えようとしています。当時人民解放軍の戦車の前に立ちはだかる学生がテレビに映し出されていたことを思い出します。
あの事件は、そもそも学生や労働者・市民が胡耀邦氏の名誉回復と一党独裁に異議を申し立て民主化を求めるデモ隊が天安門広場に集まり、次第にその数が大きくなっていったと記憶しています。最大50万人から100万人ともいわれています。それを鎮圧するために政府は人民解放軍を送り込み鎮圧させたものです。
その時の写真を見ると、戦車にひき殺されせんべいのようになった見るに堪えられない残虐な死体もあります。死者の数は公表では319人と云っていますが実際は数万人ともいわれています。今でもこのようなことがチベットやウイグル自治区で行われているのではないかと想像します。遠くは南京事件も?
その時鎮圧に参加した人民解放軍の張世軍氏は3月に外国メディアの取材に「(鎮圧には)罪悪感がある」と語り、その後行方不明となったと伝えられています。当局に拘束されていると見られています。(4月16日産経新聞)
中国は何時までこのような状況を繰り返すのでしょうか。これが国際社会の一員だとは私には思えないのですが?このような国に平成19年12月?国会会期中に小沢一郎氏は46名の民主党国会議員と400名の支持者を引き連れて中国皇帝胡錦濤のもとに拝謁の朝貢に行きました。これには民主党議員からも批判が出ました。親中派といわれる自民党の河野洋平氏もそうですが、日本という国は一体どうなっているのでしょうか?皆さんは疑問をお持ちになりませんか?
国民1人1人が国家の有り様をしっかりと考えて、政党ではなく本当に国を託せる人を選ばないと、数年後に日本という国が本当に液状化するのではないかと杞憂しています。その時を待っている近隣の国が幾つかあるように思います。