民主連敗
今日(13日)の報道では秋田県の知事選挙において自民党県連が支持する佐竹氏が民主党県連が支持する川口氏に勝利したとありました。先の千葉県知事選挙に続いて民主党は連敗をしたことになります。
この敗因には民主党党首小沢氏への献金問題が大きく影響していることは否めないことと思います。さすが日本国民(秋田県人)の目はしっかりしていると感じ入りました。
私は今「WiLL」5月号を読んでいますが、5月号は小沢一郎の特集で、彼の一部始終が各論客によって語られています。中でも岩見隆夫氏の「小沢は和製スターリン」は彼の人物像を明快に表現していました。小沢政治を「BND戦略」と表現しているところは特におもしろい。
Bは「分断」、Nは「乗っ取り」、Dは「奪取」です。彼はこの20年間この三つを繰り返し行ってきました。
各氏の表現を通して感じることは、小沢一郎氏は田中角栄・金丸信の寵愛を受けた人物で、「政治は力だ、力は金と数だ」が信条であり政治思想は常に変節者であると云うことです。すなわち彼を頭にいただく民主党もまた同じ体質であるということです。これは古い自民党の中にもなかったものです。
今日は新聞の休刊日で11日の産経新聞を見ていると、中曽根康弘元首相と渡辺恒雄読売新聞会長との対談の内容が少し出ていました。
中曽根氏は衆議院選挙の解散時期について述べ、両氏は選挙後の大連立に期待を表明したとありました。そこで、渡辺氏は小沢一郎について「国家観、安全保障が全くなっていない。政局至上主義で政策はどうだっていい。長い付き合いだが政策を話した記憶がほとんどない」と批判しています。
政策立案とその実践こそが政治家の最大の任務だと思うのですが?小沢一郎氏は政治屋なのでしょうね。
また、自民・民主両党から離党者が出て「第三極をつくる動きがでてくる」との見方も示した、とありました。