ご結婚50年
今日(11日)も大変すばらしい天気の一日でした。長浜の桜も充分人々を満足させてくれたことと思います。長浜市役所前の桜(写真)も今日は散り始めていました。
16:00頃母がお世話になっている加田の介護センターへ行く途中では花吹雪のところもありました。桜の花のこの潔さが日本人好みなのだと私は思っています。長浜祭もこのように天候に恵まれると良いのですが。
さて昨日(10日)は天皇、皇后両陛下ご結婚50年(金婚式)の記念日でした。互いに「感謝状」の気持ちを繰り返し口にされる姿に心打たれたのは私だけではないと思います。
こんな時、日本国のことや皇室について様々なことを考えさせられました。
そこで昨日の産経新聞「正論」の一部を紹介したいと思います。
「・・・・。日本では、権力の交替があっても、天皇の権威は奪われず常に権力の上に立ってきた。中国では、王朝の交替とは権威・権力の両方を奪うことであった。・・・・。首相がいくら交替しても、権威は不動であるので国家として不安定とならない。これが我が国の底力となっている。我が国はどのような危機に際しても、権威の不動によって政治が安定しており、必ず立ち直ることが出来たのである。・・・・・。」
大阪大学名誉教授 加地伸行
遠い過去には皇室の権力闘争(壬申の乱)もありましたが、中世以降は確かに天皇は権威の象徴でした。これは世界に類を見ない日本独自の国体護持であると思います。日本人が大切にしてきたこの文化と文明を何時までも大切にしてゆかなくてはならないと思っています。
私は最近のマスコミは皇室を軽く扱っているように思うのです。本来は御簾の向こうの世界であるはずだと思うのですが。日本の歴史を翻り何が日本国のバックボーンであるかを明確にすることが大切な時代だと思っています。