まちづくり2015年頭雑感

テーマ:まちづくり
2015年新年を迎え、今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、新年を迎えてまちづくり雑感
今年は 「智と智で争う地域の生存競争の始まり」とでもいえようか。

こう考えるきっかけは例の消滅可能性地域の話なのだが、長浜市役所の竣工に来られた石破大臣の話は「地方が必死になって知恵を絞りなさい、そういうところは国が応援するから」ということだった。

高度成長が終わる頃から地域間競争というのは言われてきたけど、豊かか貧しいという対比でなく、生き残れるか消滅するかの生存競争になろうとしているということだろう。

地域が持つ知恵を結集する、あるいは地域が持つ知恵の世界的・日本的ネットワークを駆使する、そうやって生き残るための戦略・戦術を構築することが必要なのだ。
地域を担う人材育成には最低10年、世代を考えると30年単位だ。その時になってからでは遅いのだと考える。

知でなく智とした理由は、まちづくりには時間と空間を俯瞰する思想や概念が必要だと思うからである。

そのためにどうするのか

1.知のネットワークの再構築
経営者ならわかるだろうが、「戦略をみんなで考えます」なんてのはありえない。戦略とは「やらないことを決めること」だから、残念ながら公務員ではよほどの器がないと難しいだろう。戦略は基本的には一人が決めるものだ。ただその一人の考え方が生まれ、共感が生まれるための「知恵の場」が必要だ。逆に戦術はみんなで考えたほうが良いから、戦略を戦術に落としこむためにも場は必要だと思う。

かつての長浜でいえば「ながはま21市民会議」とそれを生み出した青年会議所が最もそれに近い存在だったといえるが、今日ではその場は失われてしまった。

知のネットワークというが、知識だけが必要なのではない。必要なのは時代を読み取る感性であろう。

2.人材の確保と育成
よく「まちづくりはひとづくり」という、また「よそ者、ばか者、若者が必要」だとも。

つまり、地域内の人材は他に取られないように確保し、外から人材を吸い寄せるように確保するということ。
また、その人材を適材適所に配して育成をする。 まぁ、つまり経営ということと同じ。

その意味では、もういい加減に、高いコストを払って良い学校にやって、出て行って帰ってこないということは考えなおした方が良い。東大や京大まで入ればお国のために仕方がないとは思うが、あまりにも多くの人材を出しっぱなしというのは、中央集権時代ならともかく、そんな悠長なことはしていられないだろうと思うんだけどね。

とりあえずここらへんで一旦筆を置くこととする

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