ブランドを守るということ

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京都西川が中国で製造、販売していたタオルケットの組成が 表示では綿50%ポリエステル50%だったのに、綿の割合が18%としかなかった、ということを朝日新聞が報じた。

京都西川の新聞記事


販売価格は1000~2000円の間らしいから、さもありなん。羽毛布団ですら虚偽表示が横行しているのだから、タオルケットで起きてもなんら不思議ではない。京都西川は安価な中国製の製品を西川の名前で大量に販売していたから、起こるべくして起こった、ということだろう。

西川というと寝具では最も老舗ブランド、実は西川産業(東京西川)、西川リビング(大阪西川)、京都西川、昭和西川の4社があって、使うマークは一緒だからややこしい。

高品質のイメージがあるブランドだが、今回の構図は「低価格品で売り上げを上げようとして、品質管理が甘く反ってブランドを貶めてしまった」ということになる。東京西川なんかは今でも品質管理はけっこうしっかりしているが、それでも低価格品は脇が甘くなる。西川グループでは西川ロゴ(ゆらゆらした)は、ある程度レベルの品質のものしか付けないことになっているのだが、低級品でも商品ラベルに「西川の●●」と書いているのなら同じことだ。

さて、今回の事件。朝日新聞が独自に調べたというから、タレコミでもあったのか。内部告発というレベルでもなさそうだから、「これっておかしいんじゃない」という情報が寄せられたのだろう。

だいたい、吸湿性が大切なタオルケットは本来なら綿100%。それを綿50%ポリエステル50%という組成で企画すること自体、おかしい。コストが優先されたのなら、中国ではよくある話だし、京都西川の体質を考えると驚くべきことではないのだろう。

かくして、かつて高品質の代名詞であった西川というブランドは毀損され、安売りブランドと化すのである(もうなっているけどね)

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