教育委員会のお仕事チェック

テーマ:よもやま話
先週6,7日と長浜市教育委員会の事務評価委員として、教育委員会のお仕事チェックを行ってきた。

じんとにっく氏は長浜市の教育委員であるが、今回はその状況も踏まえて外部委員のご意見を承るという会議である。もっと多いのかと思ったら委員は私を入れて3名。

もっともチェック項目は130項目におよび、それぞれについて担当課長さんから説明がある。ところが・・・知り合いとか同級生がぞろぞろ出てくるので、困ったもんだが、私の役割はズバズバ言うことだろうと理解して、最初は遠慮がちに、2日目は遠慮なしに・・

教育現場でいろいろ問題が起きているのは、ずっと保・小・中・高とPTAをやってきたから痛感するわけだが、それを解決していく現場の大変さはよく理解ができる。ところが、行政の宿命ともいえるが、視点が単年度的、よくあって2~3年。

会社経営で最近重要視されるのは、理念とミッション。ところが、こういう視点は行政においてはついつい失われがちだ。(市長部局の場合はこれは市長の仕事) 教育委員会の場合、この仕事は5名の教育委員にあるわけだが、委員会も追認型になってしまっていて、その役割を十分に果たせてないということだろう。もっとも、それをちゃんとしようと思えば、それなりのフィーも支払わねばならない。それゆえ、大阪の橋本市長のように行政が介入しないとだめではないか、という議論になるのもわからないではない。 どう思う?>じんとにっく氏

人づくりの理念とミッションの構築は急務ではないか?

虎高のPTAやっていて、つくづく思うのだけど、個人の最適化と学校の最適化が、地域にとって最適にならないというジレンマである。
高いコストを投入して良い大学へやって、優秀な人材ほど地域に帰ってこない。田舎では老夫婦が二人暮らし・・・ということであれば、地域における教育の目的はどこにあるのかと問いたくなる。
明治維新以降の中央集権国家づくりなら、それでよかったのだけれど、これは永久のジレンマでもあるけどね。東大卒の連中が取り組みたいと思う地域にすることも大事だから。

今回言及はしなかったが実行組織としての教育委員会の最大の問題は人事ではないかと思う。市長部局や民間との人事交流がもっと増えると、視点が大きく変わってくるだろう。

結構脳を使った2日間だった。

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