午後のお昼寝 【日本睡眠環境学会報告】
テーマ:眠りのお話
2012/08/26 14:04
最近子どもの夜更かしが問題になっている。文部科学省は「早寝・早起き・朝ごはん」を訴えているが、まさにその通りだ。
睡眠環境学会では幼稚園と保育園での活動量と睡眠状態についての調査が報告されていた。
園においてどのような活動を行っているか、それと睡眠状態がどう変わってくるのかということである。
ここで問題にされていたのが、保育園で行われているお昼寝である。お昼寝は午後2時ごろからピークが来る眠気対策+脳の育成に必要なレム睡眠を補うものとして有効であるとおもわれているのだが、一方で、2時間におよぶ昼寝が、結果的に午後10時以降も活動量の多い子どもたちが増えているということである。
短絡的に結論を出すことができないのだが、お昼寝の長さを調節するのが必要なのではないかと思われる。
1日のリズムの中で午後2~4時は、午前2~4時に次いで強い眠気がおとずれる。その意味で、最近は見られなくなりつつあるが、イタリア・スペインなどのシェスタは睡眠生理に非常にかなったものなのだが、その一方で、これらの国の生産性が高くなかったことも事実である。だからといってラテン民族は・・・というわけではないが、お昼寝の効用をどう考えるかは大切であろう。
一般的には15分程度の軽い昼寝を推奨したい。
睡眠環境学会では幼稚園と保育園での活動量と睡眠状態についての調査が報告されていた。
園においてどのような活動を行っているか、それと睡眠状態がどう変わってくるのかということである。
ここで問題にされていたのが、保育園で行われているお昼寝である。お昼寝は午後2時ごろからピークが来る眠気対策+脳の育成に必要なレム睡眠を補うものとして有効であるとおもわれているのだが、一方で、2時間におよぶ昼寝が、結果的に午後10時以降も活動量の多い子どもたちが増えているということである。
短絡的に結論を出すことができないのだが、お昼寝の長さを調節するのが必要なのではないかと思われる。
1日のリズムの中で午後2~4時は、午前2~4時に次いで強い眠気がおとずれる。その意味で、最近は見られなくなりつつあるが、イタリア・スペインなどのシェスタは睡眠生理に非常にかなったものなのだが、その一方で、これらの国の生産性が高くなかったことも事実である。だからといってラテン民族は・・・というわけではないが、お昼寝の効用をどう考えるかは大切であろう。
一般的には15分程度の軽い昼寝を推奨したい。
アスリートとマットレス
テーマ:ベッドとマットレス、敷ふとんのお話
2012/08/26 13:52
ロンドンオリンピックに参加したアスリートが自分専用のマットレスを持ち込んだ、という報道があった。
浅田真央ちゃんが使っているというエアウィーブをはじめ、今年は各マットレスメーカーがアスリートやプロ野球選手などをアドバイザーにPR合戦の様相を呈している。パラマウントベッドは日本水泳陣を、西川産業はプロゴルファーの有村智恵を・・・といった具合だ。
先ほども店頭で興味深そうにマットレスをご覧になっていたお客様とお話をすると、やはりその話だ。マットレスに興味を持っていただくことは大変にありがたいのだけど、よくよく考えてほしい。
アスリートと一般の人間は筋肉量がぜんぜん違う。アスリートに合うマットレスが一般の人にも向くだろうか?
そうではないと考えるのが普通だろう。
筋肉量の多いアスリートに必要とされるのは、どんな敷きふとんだろうか?
まず、寝返りがしやすいことが一番だ。筋肉がしっかりしているので体を支えることは十分だから、寝姿勢を正しく保つことが重要だ。代謝量も高いので、発汗した水分をすばやく放出することが求められる。
この条件から考えると、まず低反発マットレスの選択はありえない。どちらかというと高反発系で通気性の良いものということからすると、エアウィーブなどは悪くない。
一方、眠りに問題を抱える一般的な人の傾向は、筋肉量が減って、当然代謝量も減る。寝姿勢を正しく保つことは当然のこととして、体圧分散のバランスをどのようにとるか、がポイントとなる。体圧分散性をあげすぎると、寝返りがしにくくなるわけだ。
先日の日本睡眠環境学会での報告では興味深い結果があった。
低反発・一般的・スーパーハードのマットレスで女子学生を眠らせたところ、主観評価は低反発が悪くなかったが、実際の体動回数を見ると、一般的なマットレスが良く、次いで主観評価が低かったスーパーハードマットレスということだった。
実際には、寝心地を含めた主観評価と、実際の睡眠状態の客観評価をバランスするマットレス選びが必要なのだ。
浅田真央ちゃんが使っているというエアウィーブをはじめ、今年は各マットレスメーカーがアスリートやプロ野球選手などをアドバイザーにPR合戦の様相を呈している。パラマウントベッドは日本水泳陣を、西川産業はプロゴルファーの有村智恵を・・・といった具合だ。
先ほども店頭で興味深そうにマットレスをご覧になっていたお客様とお話をすると、やはりその話だ。マットレスに興味を持っていただくことは大変にありがたいのだけど、よくよく考えてほしい。
アスリートと一般の人間は筋肉量がぜんぜん違う。アスリートに合うマットレスが一般の人にも向くだろうか?
そうではないと考えるのが普通だろう。
筋肉量の多いアスリートに必要とされるのは、どんな敷きふとんだろうか?
まず、寝返りがしやすいことが一番だ。筋肉がしっかりしているので体を支えることは十分だから、寝姿勢を正しく保つことが重要だ。代謝量も高いので、発汗した水分をすばやく放出することが求められる。
この条件から考えると、まず低反発マットレスの選択はありえない。どちらかというと高反発系で通気性の良いものということからすると、エアウィーブなどは悪くない。
一方、眠りに問題を抱える一般的な人の傾向は、筋肉量が減って、当然代謝量も減る。寝姿勢を正しく保つことは当然のこととして、体圧分散のバランスをどのようにとるか、がポイントとなる。体圧分散性をあげすぎると、寝返りがしにくくなるわけだ。
先日の日本睡眠環境学会での報告では興味深い結果があった。
低反発・一般的・スーパーハードのマットレスで女子学生を眠らせたところ、主観評価は低反発が悪くなかったが、実際の体動回数を見ると、一般的なマットレスが良く、次いで主観評価が低かったスーパーハードマットレスということだった。
実際には、寝心地を含めた主観評価と、実際の睡眠状態の客観評価をバランスするマットレス選びが必要なのだ。