予選決勝は一番残酷な試合
オリンピックが始まりました。開会式前のサッカーの予選リーグで日本の男子はなんと一番強いと思われるスペインに1-0で勝ちました。16年前のアトランタオリンピックで直前のワールドカップ優勝国のブラジルに1-0で勝ったマイアミの奇跡をほうふつさせます。
当時のブラジルは若手が成長しており、フル代表のオーバーエイジ枠3人を加えてワールドカップ優勝チームより強いと言われておりました。今回のスペインも直前のワールドカップ優勝国ですが、そこまではいかないでしょう。しかし、何年か前のワールドユース(20歳以下ワールドカップ)で日本が準優勝した時、優勝したのはスペイン。小野が累積警告で出場停止であったとはいえ0-5の完敗でした。それを思うと日本も強くなったものです。
しかし、これは予選リーグ。あと2試合ありますのでまだわかりません。決勝トーナメントを目指して頑張ってもらいたいものです。
さて、忘れていました高校野球の滋賀大会。本日は決勝でした。北大津と野洲が対戦し北大津がサヨナラで優勝。甲子園出場を決めました。
いつも思うのですが、高校野球の予選の決勝は本当に残酷な試合ですね。ある意味、見ている方は一番面白い試合かなと思いますが片や甲子園、片や予選敗退ですから。ゲームセットの瞬間は涙が出るような時間帯でしょうか。
サッカーでいまだに語られるのがアメリカワールドカップを直前で逃した、ドーハの悲劇。フランス行きを決めたジョホールバルの歓喜。勝った方は非常にうれしく歓喜の渦ですね。しかし負けた方は本当にしばらくはショックで立ち上がれない感じです。
だから高校野球や相撲などは敗者へのいたわりなどを言われて、ガッツポーズなどを禁止したり自粛します。
でも勝った方は素直に喜んでいいのではないですかね。ただ相手を侮辱する行為は絶対にしてはいけません。何年か前のサッカーのアジアカップ。ヨルダンにPK戦で危ないときがあったのですが、ヨルダンの選手が日本がPKをはずしたときにおどけたりしたそうです。当時のジーコ監督は「あれは絶対にやってはいけない行為、こんなチームに負けられないと思った。」と語ったそうです。
毎年見る、ある意味一番残酷な予選の決勝戦。素晴らしい感動を与えてくれる両チームに拍手を送りたいですね。