間違って使われる日本語

テーマ:ブログ
 先ほどテレビを見ていたら、「日本語の正しい使い方をどれだけの人が知っているか?」ということで知っているのは鼻高々と言うような番組がありました。


 以前言われたのが「役不足」。よく間違って使われるのは、「コブログの幹事を仰せつかりましたが、私にとっては役不足です。こらえてください。」と言うのは間違った引用法です。これでは「コブログの幹事など、易しすぎて私はあほらしくてやってられん。」と言う意味になってしまい、その人がとても荷が重くてやれないということを言ったのが、全く逆の意味になってしまいます。



 私もある席で、これを言いかけて、「あっ、意味が違ってしまう。」と言って「わかっているんじゃない。」と言われたことを思い出します。「私には荷が重い。」「力量不足。」ならわかりますけどね。



 違った場面ですが、以前、「適当」と言う言葉で、もめたことがありました。


 自治会で体育委員の役を仰せつかり、長浜市の会合に出た時です。長浜市から正式に体育委員として任命されるのですが、その時、体育委員の選定にあたり、長浜市の決まりで「各自治会から推薦されたもので適当と認めるものを任ずる。」とでもありましたかね。


 そしたらこれに対して質問される方があり、市の職員の方は「適切」と変更することを言われ、質問した方は「資料を差し換えてください。」と言われ、後日送付されました。その中には「適当」と言う言葉でも間違いはないということが書かれていました。



 恐らくそのころ、高田純二さんだったかな「日本一テキトーに生きる男」などと言われておりましたので、ファジーでいい加減な意味にとられたんでしょうね。



 実際に適当と言うのは、例えばレシピなどでいいものを作る配合として適当と言うことであり、いい加減にするということではないですね。それが例えばパンの仕込みをするときに仕込水の温度(非常に大切なものです)を「テキトーに決めてる。」と言うといい加減に決めているようですが、そうではなく気温などから、おおよそこれくらいと言うのを決めていることです。そんなにキチットするのではなく、適当な水温にしているということなのです。



 それでも日本語は古典の時代と比べても変化していると言われます。大勢の方が間違って使っておられる日本語とはいえ、間違った意味でつかわれていることが多い以上、その言葉を使用するときは気を遣う必要がありますね。



 言葉は難しい。失言、失入力が多い私でした。これもあと少しか、寂しいなあ。

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長浜の大手門通りの米嘉席のところで「正しい材料、正しい方法、正しい姿勢」をモットーにパン作りに励むパン屋です。

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