名勝負
昨日のボクシングの世界ミニマム級統一タイトルマッチの井岡Vs八重樫の試合は本当に感動的な名勝負でした。ある会合があったのですが早く帰りたくてうずうずしてました(笑)。
帰ってすぐにテレビを見たら第6ラウンドでした。八重樫の目がかなり腫れ上がっていたのと、井岡の適格なジャブやパンチが当たっていたので井岡の勝ちかなと思っていたらそうなりました。それでも二人が死力を尽くした素晴らしい試合でした。
それでもボクシングというスポーツは本当に厳しいスポーツです。わたくしも柔道をしていて格闘技の厳しさは知っているつもりですが、ボクシングやK-1など相手を気絶させる格闘技は本当に家族は見ていられないでしょうね。
かなり以前、13人の子だくさんで知られた江口兄弟が新人王の試合であたることになりました。兄が弟をTKOで破ったのですが、二人とも泣いていました。弟は「兄に負けてよかった。」と言ったのが印象的でした。一番かわいい弟を叩きのめすのは兄も本当につらかったと思います。柔道や相撲と違い、兄弟や親子で試合なんてできないですね、ボクシングは。
今回の試合は日本人同士では初の統一タイトルマッチでした。以前、辰吉と薬師寺が対戦したのがありますが、あれは正規チャンピオンの薬師寺と暫定チャンピオンの辰吉ということでした。今でも世界チャンピオンが病気やけがなどでタイトルマッチができない場合、暫定チャンピオンを決めてタイトルマッチを行うようになっています。しかし、今回は世界タイトル認定の2大団体のWBAとWBCのチャンピオン同士の試合ですからすごいですね。
今まで日本人で統一戦を行ったのは渡辺二郎だけですからね。しかし、渡辺はすぐにWBAからタイトルを剥奪され、その後はWBCのチャンピオンとしてタイトル戦を行いました。今回もどちらかを返上するそうで、惜しいですね。アメリカならアリやハーンズのように、統一チャンピオンとしていられるのに。
それにしても素晴らしい試合でした。涙が出そうな試合でした。2人が今後も素晴らしいボクシング人生を送れることを祈ります。2人にありがとうと言いたいですね。