大学入試と親への感謝

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 偉大なる先輩くんさんの息子さんが無事に大学に合格されたとのこと。嬉しく思いますとともにお祝い申し上げます。

 残念なのは、どうも私とくんさんの同窓生になることは避けられたということ(笑)。そのために、わが母校と希望されている大学の2か所に入学金を収められるということに。いくら高給サラリーマンの、くんさんとはいえ、大変ですね。

 

 

 私も思い出します。私立をいくつか受け、いくつか合格しましたが一番最初に合格通知が来たわが母校が当時、開学間もないのに伸びている大学(母校は私より年下の大学なのです)ということで、一応そこに入学金だけ収めてもらいました。その後、残念ながら国立大学は不合格でした。

 

 そのころ、ある人から「もし、国立行っても、私立から入学金返してもらえないんでしょ。」と言われ、私は「それくらいは親父は出してくれる。」と言っていた本当に馬鹿息子でした(今でもバカですけど)

 

 後に、大学に入学してから、ある業者から英語の教材を勧められたことがありました。当時高額でまあ、詐欺に近いものです。幸いに私が未成年だったため契約しても取り消しになりましたがここでも本当にボンボンでしたね。

 

 その後、また別のものに引っかかりかけたのですが「親に甘えるんではなく自分でアルバイトしてでも稼いで出すべきだ。」と言ったその業者の言葉が忘れられませんでした(ある意味、上手な言い方なんですけど)。

 

 

 本当に親の心、子知らずでした。考えたら、当時の親父は友人たちと行った共同事業が失敗。他の者が放棄して逃げた中で一人一生懸命に借金を返し、苦しい中で大学へ行かせてくれたのでした。母校は当時の学費は平均よりは安かったのですが、それでも大変だったと思います。

 

 また柔道をしていましたので、柔道部の後援会から寄付金の要請が来たのですが、それもサッと振り込んで私に恥ずかしい思いをさせませんでした。

 

 仕送りも途中で増やしてくれました。

 当時、同級生の中には

 親に学費だけ出してもらい、生活費はアルバイトで稼いでいる者

 すべて自分でアルバイトで稼いでいる者

 がいましたが、私は将来の怠け癖でアルバイトもせず(勉強が本分ですからそれでいいんですけど)、かといって、そんなに素晴らしい学生生活はしていなかったように思います(少しは感じたらいいんですけどね)。

 

 後に(馬鹿ですね)奨学金ももらわずに大学へ送ってくれた親父の偉大さを知った気がします。

 親父が残してくれたものは結構、大変なことがありますが、ある意味罰が当たったのかもしれませんね。

 

 大学に合格された皆さんには「大学には行かせていただいている。」ということを肝に銘じて一生懸命4年間を過ごして欲しいですね。それが勉強でもクラブでも友人でも何でもいいから、これは一生語れるというものを残してほしいものです。それが明日の日本を、地域を作る原動力になると思うのです。

 

 

コメント

  1. 2012/02/27 22:09
    我が子等には、授業料を払う時点から、貸してやっているという自覚をさせてきましたよ。
    故に、今、全てを返させていますが、子等も当然という思いで、抵抗感も無く月割りにして返しています。
    娘は、先月、全ての借りを一括で、精算しましたよ。 
    僕は、滅多に口から発しないけど、それ故に咀嚼した挙句、厳しく口から出した言葉は、撤回しませんもの。
    2012/02/27 23:14
    素晴らしい親父で素晴らしいお子さんたちですね。こういうことは、本当に大切な教育だと思います。

  2. 2012/02/27 23:20
     良いお父さんですね。
    私の父親は義務教育までしか出してくれませんでした。
    なので、私は高校は通信制で短大は夜学です。
    薄給で私立の四大の住宅ローン並みに高い授業料を払う自信が無くて、格安の所にしたからです。
    定員40人なのに入学者が250人程も居て「どういう了見や?」と思いましたが、卒業したのは60人程だったので、卒業の定員なんだと納得しました(笑)

     子供たちは当たり前に父親が出してくれると思ってますね。
    長男もバイトのひとつもせずに、のんべんだらりとやってます。
    「全部自力でやったら?お父さんは実績ありやで」と言うのですが、どいつもこいつも中々ウンとは言わないどころか、平然と塾通いしてますよ。
    後年自分で体得しないと無理だと思ってます。
    2012/03/04 20:29
    遅くなりました。すごいですね。今は珍しくなった叩き上げですね。憧れます。minoriさんもおっしゃるように、義務教育以降の高等教育を望む人は学費を貸し出す方式にしたらいいかもしれませんね。しかし、国の負担が大変だから無理だろうなあ。

  3. 2012/02/28 00:37
    ありがとうございます!!

    息子には親には何も返さなくていいと言ってます
    将来ぱんやさんのようなブログをかけるような人物になることを願います!!




    あ、ぱんやさんになるんではありません 笑
    2012/03/04 20:26
    パン屋さんになって欲しいですな(笑)。
    それにしても同窓生になられないのは残念です。

  4. 2012/02/28 08:43
    自分でアルバイトもして大学行く人もあれば
    とりあえず就職ないから大学でも行こうかと

    そんな声を聴くと、行きたくても金銭的に無理な人に
    応援したいです
    奨学金は、将来働いて返していく意味でも
    裕福でも受けるのもいいかも・・・
    でもなかなか、誰でもというわけにもいきませんからねぇ
    いろいろ複雑です
    2012/03/04 20:25
    遅くなってすみません。
    私も義務教育以降は国が学費を出してそれを必ず返すというのがいいように思います。しかし返さん奴いるからなあ。

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