またも白鵬が優勝
大相撲九州場所は白鵬が早々と優勝を決めました。コンディションが万全であればまあ白鵬に勝てる力士はいないのかもしれませんが、それにしても13日目で優勝決定とはつまらんですね。
今回の九州場所はかつての会場であった九電記念体育館、つまりあのやらせメールの九州電力のからみもあり、本当にお客さんが入っていません。私もテレビで少し見たのですが幕内の前半戦でも、幕内でなく幕下でないかと思うくらいの入りです。
稀勢の里の大関昇進がかかっていたので少し増えてきましたが、こんなに早く優勝が決まると千秋楽も望み薄で「満員御礼なし」ということがあるかもしれませんね。
これで平成16年の秋だったかな栃東(現在の玉ノ井親方)以降、日本人力士の優勝はありません。ほとんど白鵬と朝青龍が優勝で琴欧州や日馬富士が1回くらい割って入っているだけです。
相撲も八百長が発覚してからファンが離れていますが、私はそれよりも日本人力士が優勝するどころか、優勝争いもできないということがファン離れに拍車をかけていると思うのです。別に外人力士を差別しているのではなく、家元や宗主国が弱いと、何か原点が違ってしまう気がするのです。
たとえばラグビー。旧・イギリス連邦のニュージーランドや豪州が強いですが、もし、英国4協会が日本にも勝てないほど弱かったらと考えてみてください。
サッカーでもイングランドとスコットランドだけですが、そこそこ強いですね。これもラグビーと同じく4協会が見る影もなかったらと考えてみると、わかると思います。
柔道でも日本が金どころかメダルを取ることが無くなったら、世界の人を魅了した柔道が変わってしまうでしょうね。
がんばれ日本人力士。稀勢の里は学生相撲出身力士が増えた中で貴重な叩き上げ力士です。おそらく今場所後の大関昇進(11勝以上)はだめでしょうが、何とか二ケタ(10勝)勝って来場所につなげてほしいですね。