他人事(ひとごと)

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 他人事と書いて「ひとごと」と読むのを知ったのは恥ずかしながら福田首相のときでした。私はそんなに思わなかったのですが、マスコミなどはいつも福田さんの答弁を「他人事のように聞こえる。」といっていましたので「確かに、自分のことと考えないのを他人事(ひとごと)。」とは漢字も当てはまるなと思ったことを覚えています。

 

 

 今、鳩山首相が沖縄の普天間米軍基地の問題への取り組み方で「戦後最低の総理大臣」とか「早く辞めろ。」とかいわれています。確かに鳩山さんの取り組み方には問題があると思いますが私たち国民が国に起こるさまざまな問題に関して「他人事」と思っていることがあるのではないでしょうか

 

 たとえば恐ろしいほどの国の借金に対しても私たちは普段の生活の中でそんなに実感を感じません(全然感じないといったほうがいいでしょう)。それより私は会社の借金(ある優秀な会社の社長に言わせれば「そんなのないのと同じ。」だそうですが)の方が精神的に悪いものです。

 

 政権交代して沖縄の基地問題が長年自民党政権の下で一応、取り組んでいたのですが沖縄の人たちの感情に対して本当に取り組んでいたのかということが今回のことでクローズアップされたと思います。

 

 また、昨年ドラマにもなった城山三郎原作の「官僚たちの夏」で佐藤首相(ドラマでは別の名前)が「外交は相手の国があってのことだから一筋縄ではいかんのだよ。」といっていましたが、民主党政権はまさに今回それを感じたと思います。「野党と与党の差」これも感じたことでしょう。

 

 与党と野党は会社で言えば社長(もしくは経営幹部)と一般社員くらいの違いではないかな?しかし、一般社員が経営幹部に感情移入している会社は本当に強い会社ですね。逆に売り上げが下がっても「仕事が減って楽やわい。」という社員が多い会社はなんともなりません。

 

 

 私たち国民が力はなくても政治家のトップにどれだけ感情移入できるかでしょうね。それを見極めるためにもマスコミは興味本位や視聴率のためではなく、真剣に報道して欲しいものです。そうは言っても私はNHKのニュースをあまり見ないんですよね。内容が楽で美人アナウンサーの多い民放の報道番組を見てしまう情けない僕です。

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長浜の大手門通りの米嘉席のところで「正しい材料、正しい方法、正しい姿勢」をモットーにパン作りに励むパン屋です。

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