今ごろ、将棋ネタ
先週末に行なわれました将棋まつり。心配された天候も何とか持って、雨にたたられることなく無事終了しました。初日の夜、プロ棋士10人を囲んでレセプションがグランパレー京岩で行われ、実行委員の大手門通り商店街理事長について私とKさんの3人が出席して来ました。
席上、話題になったのは県中学生名人の村上君が角落ちながら矢内女王に勝った事。何でも完勝だったそうで半年前には敗れた彼の成長に皆さん感心しておられました。何でも角落ちなら、ほぼ平手と変わらないそうで矢内女王が村上君を思いやって戦っている事を差し引いてもたいしたもんだそうです。
席に久保棋王が来てくださいまして色々とお話しさせていただきました。私の少年時代は中原名人が伸びて来た時代で大山名人、升田幸三九段との変わり目の時代であった事をいいますと、「大山名人は負けない将棋。それに対して升田九段は攻めの将棋。そのためポカも多かったのですが、見ていても愉しいあこがれる棋風でした。私は振り飛車戦法が好きで大野九段なども好きです。」といっておられました。
現に翌日の公開対局でも振り飛車戦法で「捌きのアーティスト」にふさわしい姿でした。
なお、8人指しで相手全部の棋譜を正確に覚えておられることをいいますと、プロならあたりまえのことだそうです。しかし、「よくゴルフ場の何番ホールの何々という人がいるでしょう。でも私はそんなもの全然覚えられませんから。」と笑いながらいわれました。ようするに、気がないものは覚えられないと言うことです。
ちなみに元横綱の北の湖前理事長は本場所の対戦内容を全て正確に覚えているそうです。
とにかく、プロの将棋士が10人も来てくれた今回の将棋まつり。これからも規模は別にして商店街で何回かやりたい催しであります。