日本柔道敗れたり
昨日30日はタイトルにも書きましたが前代未聞の日でした。戦後長く政権を担当した自民党が自民党を作った吉田茂氏の孫の麻生首相の時に惨敗。自民党以外の政党が衆議院の単独過半数を得ました。
何でも昨日は大相撲の横綱白鵬がプロレスのリングに上がったそうでこれも前代未聞。そして日本の柔道が体重別が取り入れられてから五輪世界選手権を通じて初めて金メダルなしに終わりました。25年ほど前にグランドスラム大会の一つであったソ連国際で金なし、メダル1個に終わった事がありますが代表クラスでは本当に前代未聞であります。ちなみに2年前には体重別ではゼロ、無差別級で何とか1個確保しました。だから体重別では2回連続金メダルなしということになります。
これは日本の柔道が弱くなったということなのでしょうか?
実はそうではありません。確かに昨年油甚さんがかかれたようにJUDOではなくJADOというようにルールがおかしくなっていましたが、今大会から
1、国際ルールでも効果が廃止された。
2、最初からタックルに行くのが禁止になった。
など、正しい柔道に戻りつつあります。
日本代表選手がヘーシンクに敗れて50年弱。その頃は、ヘーシンクのオランダなどヨーロッパが中心でした。フランスの柔道人口は日本より多いのです。しかし、今では韓国や中国、モンゴルなどアジアの国も強くなっています。旧ソ連でもロシア以外にグルジア、アゼルバイジャン、ウクライナなども台頭しています。
南米でもブラジルなどが強くなっています。柔道は今や野球以上に世界各地に浸透しているのです。その事を見せつけられた今大会でした。世界選手権は毎年開かれるようになりました。柔道の創設者・嘉納治五郎師範は今回の事を残念に思う事はなく、喜んでおられるのかもしれません。