昭和の日と全日本柔道選手権
今日は昭和天皇の誕生日。私達は天皇誕生日というと、この日が頭に浮かびますが、平成に入ってみどりの日となり3年前に昭和の日となりました。
みどりだけでなくスポーツを愛された昭和天皇。とりわけ相撲や柔道など、日本古来のスポーツを愛され、天皇盃がこれらの種目の優勝者には贈られております。また、競馬の天皇賞も今年は5月3日ですが、以前はこの日に行われておりました。今日は全国的にスポーツをするのに最高の天気で、野村監督がマー君の力投で監督通算1500勝を達成、そのほかに剣道の全日本選手権などたくさんのスポーツが行われました。
その中で、私達柔道をかじったことのあるものが一番あこがれる世界一の大会が毎年4月29日に東京の日本武道館で行われる「全日本柔道選手権」です。この大会は日本の大会なのでオリンピックなどに摘要される国際ルールではなく、講道館試合審判規定に基づいて行われる、体重無差別の柔よく剛を征すの本来の柔道の大会です。
皆さんご存知の北京オリンピック66キロ級金メダリストの内柴が大きな選手と戦ったりします。今日の結果は、100キロ級の穴井が100キロ超級の棟田を破って優勝しました。柔道の醍醐味を見せてくれた素晴らしい大会でした。
柔道が世界のJUDOになってから油甚さんがおっしゃるようにJADOと名前を変えた方がいいような試合が北京オリンピックでは繰り返されました。
最近、外国の役員団にも柔道本来の魅力のあり方に気がついたようで、国際ルールも少し日本古来の講道館ルールに戻しつつあるようです。
何はともあれ、今年から世界選手権が毎年あるそうですが、できたら体重制限のない世界無差別選手権をやって欲しいですね。世界で一番強い柔道家は誰かを決める大会を。