日ロ戦を見て
今日(18日)17:00よりBS8チャンネルでバレーボールワールドリーグ日本対ロシアを放映していました。2セットまで見ましたが力の差に愕然としチャンネルを変えました。結果は3-0で完敗したようです。
今日のゲームは出だしはよかったのですが、結局サーブで崩され単純な攻めになったところをブロックされるという最悪の負けパターンでした。特に気になったことはセッターの問題です。
セッターについては、日本バレー協会がその育成を怠ってきたことが最大の問題だと私は見ています。四半世紀に渡り中学生の各都道府県選抜チームの全国大会を催してきたのに、今日まで適正を見た将来の選手育成がほとんどなされていませんでした。
結果、大型セッターが育たず何年も同じ選手を使わなくてはならないことになっているのです。私は日本バレーボール協会の本気度に以前から疑問を持っていました。それは貴方任せでチームの維持や選手育成に全く計画性がなく、あっても指導者は仲良しクラブ的(学閥)だと云われても仕方がない状況でした。
今日の男子の中学生チームは激減し(滋賀県は全盛時代約70チーム、現状は25チーム)、本来バレーボールをやっていたかも知れない選手も他のスポーツに所属しているのが現状です。
この状況はしばらく続き、男子バレー界は益々マイナースポーツに落ち込んでゆくことでしょう。
打開策は日本バレーボール協会に本気度のある経営スタッフを擁立することです。これは40年以上日本のバレー界を見てきた人間の今日思うことです。一縷の望みは、V・プレミアリーグの会長にバレー界発展に極めて熱心な木村憲次氏が就いたことです。
後は、現在の中・高の熱心な指導者が如何に若手の指導者を一人でも多く育成してゆくかに掛かっているように思います。