突き破れ
今日(16日)は久しぶりに本を読む時間が出来ました。気になっていた「正論」7月号を読みました。この雑誌は毎回気合いが入っています。
最初に読んだのは「日本人よ、東京裁判史観を突き破れ」です。これは「日本人の誇り」の著者藤原正彦氏と記者との対談方式になっています。是非読んでください。
そこでは近代史を書かずにはおれなかった心境が書かれています。それは、「日本人は歴史を失っています。歴史を失った民は自国への誇りと自信を抱くことはありません。何としても歴史を取り戻してほしいという思いで本書を執筆しました」と語っておられます。
百年戦争については、「歴史は何処かでばっさり切ることは出来ません。ペリー来航の1853年からサンフランシスコ講和条約発効の1952年の百年を『百年戦争』で捉えないと歴史の真実は見えてこないと私は考えています」と仰っています。
日本人が東京裁判史観から脱却するには、「人間というのは、特に若い人は説得力のある話を聞けば変わっていくものです。だからまだまだ希望があります。できれば中学校や高校で教えている若い先生にも本書を読んでもらいたいですね」と。
大震災からの復興について、「焼け野原の国を30年ほどで世界第2の経済大国にした国民です。先人の素晴らしい事績を思い起こし、その血を受け継いだ自分たちなんだから、どんなことがあっても復興するという覚悟が必要です。だから、まずもって大切なのは、祖国と日本民族に対する自信と誇りなんです」と語り、結んでおられます。
国旗国歌は嫌いだと言って国旗・国歌法案に反対した菅首相、被災者ほったらかしで「党を壊さないこと」が国益よりも優先する民主党、離婚しそうでしない「仮面夫婦」の民主党。大震災の被害、原発の被害、第三の被害は胆力を持たない政治の被害です。しかし、国も地方も選んだのは国民であることを忘れてはなりません。
(菅さんよ、君は本当に日本人か?日本男児は潔さを旨とするもので、恋々とするものではないのです。先人に、そして藤原正彦さんに学びなさい)