正念場
今日(22日)11:30配信の毎日新聞のブログを見ていましたら、国連総会に出席のため訪れたニューヨークで中国の温家宝首相が「逮捕された中国人船長の即時かつ無条件釈放を日本側に要求、応じないなら、新たな対抗措置を取る」と警告したとありました。
鳩山内閣がズタズタにしてしまった外交と日米安全保障は、今や中国に足元を見透かされ、東シナ海はもとより日本海にまで中国海軍が侵攻せんともかぎらない勢いです。
一方では、小沢一郎が押し切ったと云われている衆議院外務委員長;鈴木宗男は利益誘導により斡旋収賄罪で逮捕されました。
そのため国会における外務委員会は開かれず、今回の中国船による領海侵犯問題について与野党による政治対応はまったくなされていません。野党は何度も開会を迫っていますが民主党には開く気がなさそうです。
このような日中の状況を見て、米国は「思いやり予算」を「対中戦略経費」と位置づけ日本に応分のさらなる負担増を求めてくるだろうと云われています。
ところが民主党は過去「思いやり予算削減」を求めてきた経緯もあり、どの様な対応をするのでしょう?
今回、特に外交問題では政府が対応を誤れば取り返しのつかない問題が複数箇所に生じると云うことを、日本国民は目の当たりにしたことだと思います。
あまりにも未熟な政府であるため、国民はまさに正念場に立たされているように思われてなりません。