食糧自給の確立を
今日(20日)の読売新聞を見ていると、「中国、農業保護を強化」という見出しが目に入りました。
“中国共産党は「農村の改革発展を進める若干の重大問題に関する決定」の中で、世界的食糧事情の不安定化を背景に、農業に対する戦略的な保護を強め、国の安全と安定にかかわる食糧自給を守る姿勢を明確に打ち出した”とありました。
近年中国国内の暴動は年間9万件を越す勢いです。これは一日平均250件前後です。原因は土地問題が最も多いようです。この先中国がどのような方向に向いてゆくのか私には解りません。
リーマンブラザーズの破綻から中国においても影響がでています。解雇された多くの労働者が暴動の一歩手前まで来ているようです。
このような状況は日本にとって重大な問題です。
何故なら色々と問題がありながらも今日食料の多くを中国に依存している現状だからです。
ところが近い将来中国が国内問題等で日本への食糧輸出を止めれば日本はどうなるのでしょう?
私は常に思うことがあります。以前にも書いたと思うのですが今日本政府が最優先に取り組むべき問題は三つあると思うのです。
経済も勿論重要ですが、まずは食糧、特に主食(米・麦・芋・豆等穀類)の自給体制の確立。次に隣国情勢から安心できる国防、次いで物言える力強い外交だと考えますが如何でしょうか?