食糧自給の確立を
今日(20日)の読売新聞を見ていると、「中国、農業保護を強化」という見出しが目に入りました。
“中国共産党は「農村の改革発展を進める若干の重大問題に関する決定」の中で、世界的食糧事情の不安定化を背景に、農業に対する戦略的な保護を強め、国の安全と安定にかかわる食糧自給を守る姿勢を明確に打ち出した”とありました。
近年中国国内の暴動は年間9万件を越す勢いです。これは一日平均250件前後です。原因は土地問題が最も多いようです。この先中国がどのような方向に向いてゆくのか私には解りません。
リーマンブラザーズの破綻から中国においても影響がでています。解雇された多くの労働者が暴動の一歩手前まで来ているようです。
このような状況は日本にとって重大な問題です。
何故なら色々と問題がありながらも今日食料の多くを中国に依存している現状だからです。
ところが近い将来中国が国内問題等で日本への食糧輸出を止めれば日本はどうなるのでしょう?
私は常に思うことがあります。以前にも書いたと思うのですが今日本政府が最優先に取り組むべき問題は三つあると思うのです。
経済も勿論重要ですが、まずは食糧、特に主食(米・麦・芋・豆等穀類)の自給体制の確立。次に隣国情勢から安心できる国防、次いで物言える力強い外交だと考えますが如何でしょうか?
コメント
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2008/10/21 00:51同感です。政治とは、とどのつまり食料の確保と安全保障という生存環境の確保にあるのですから。
ちなみに血税とは、文字通り血の税=兵役義務をさすのだそうですね。ローマ人の物語を読んで知りました。
2030年ともなれば、気候変動で完全に食糧危機。
となれば、自分で食料を作る技術を持っているやつの勝ち。今、一番アップツーデイトな高校は農業高校です。
進学校へ行って、有名大学入って、金融・保険みたいな虚業に近い職業について、どこがいいんでしょうね。
進学校のPTAしておりますが、保護者のニーズとのギャップに自己矛盾に陥っています。
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2008/10/21 13:29有難うございます。
国政というものは国民の生存権を確立することが最優先だと思います。
とするならば今やるべきことは自ずと分かるはずですが?
政権を争っている時ではないと思うのです。
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2008/10/21 20:32食べ物関係の仕事をして入るものとして感じるのは、「食の安全」の錦の御旗の元で考えが凝り固まっていて、少しやりすぎではないかと思われる教育・保健所関係者がおられるとおもいます。日本人が棄てる食品は世界の何億の人々が必要とする食糧の量と同じと言われます。安全は第1ですが、それに加えて食糧を大切にする教育、これがもっと大切だと思います。
私の立場からこんな事を申し上げるのは、よくないのですが、あまり影響の無い異物が少し付いているだけでその食品全体が毒物みたいに感じて全て廃棄してしまうのは、世界の飢えている人々から見たら、犯罪的に写るでしょうね。もちろん業者は材料に感謝してそのような事がないように努力するのは当然の事ですが。 -
2008/10/21 21:10ぱんやさん、貴方がおっしゃるとおりです。
内閣府から出ている「いま食育」を見ても、肝心要のところが抜け落ちています。
それは「命を頂いて命にしている」と言うことです。
即ち頂く命への感謝です。私はこのことを抜きにして食育はありえないと思います。
この抜け落ちた部分が「もったいない」部分に繋がっているのではないでしょうか。
私は政府のこのような状況では、一人一人がしっかりしないとと思っています。