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自然で自然に眠るということ

テーマ:眠りのお話
Relax社のベッドシステムが店の中央に鎮座して数日。
ベッドにはRelax2000とNaturflexという2種類のウッドスプリングがセットしているので、何回かに分けて試し寝をしているところ。

一番の印象はナチュラルということ。これは、自然素材100%を標榜する ムースブルガー(オーストリアの馬毛マットレス)、ヒュスラーネスト(スイス)、エルゴフレックス(オーストリア)も 堅さや寝心地は違えども同じような印象をうける。身体にすいっとフィットして、ストレスが少ないという感じなのだ。

低反発素材のような不自然な人工素材感がない。

これは大切なことだと思う。パナソニック電工さんは早くから睡眠のことを研究されて快眠システムを開発されたのだが、人工的に最適な睡眠環境を作ろうとしているので、なんか変?と感じてしまう。これは大阪のホテルグランヴィアの快眠部屋の体験に基づく話だけれど、最初から違和感があった。

普通の人はもしかしたら、あまり感じないのかもしれないが、良質な自然素材とずっと共にしていると、なんか変というアラームが体中を駆け巡っているみたいで、結局ほとんど眠れなかった。

寒くなってきたが、今もリネンの掛けふとんカバーが手放せない。現在使用しているのはリヨセル100%の平織り生地(オーストリアHefel社製)に、ロシア・ブランブラン産の手選別ステッキ-グースダウンの組あわせなのだが、リヨセルもユーカリパルプが原料なので自然素材といって良い。このカバーとの組み合わせが、自然の暖かみをそのまま味わわせてくれるという感じなのだ。

やっぱり自然は良いと改めて感じさせてくれたこの数日である。

電気毛布は・・・使わないように

テーマ:眠りのお話
今回大津での睡眠講座でお話をさせていただいた中で反応が良かったのは電気毛布の使い方。

せんべい布団が身体に良いと信じてお使いの方が結構いらっしゃいます。厳冬には畳の温度が5℃ぐらいになるとすると、体温36℃との温度差をわずか数センチの敷ふとんで遮断することはできません。
結果、体温は敷ふとんから奪われていきます。冷えは下から来るわけです。それで、電気毛布を使うとどうなるか。

せんべい布団やへたってしまった固わた敷ふとんは保温性がほとんど期待できません。一方入眠時には、暖かくないと眠れませんから勢い電気毛布を強めにして入眠することになります。

ところが入眠と同時に体温は2℃下がっていきます。眠るとは深部体温を下げて脳と身体を休ませることだからです。理想的な寝床内温度は33℃ですから、電気毛布の温度設定がそれ以上(暖かさを感じるには38℃ぐらいは最低必要になります)だと、体温が下がっていきません。身体は体温を下げようとして発汗を始めますから、のどが渇くわけです。

身体の体温が下がらないと休まりませんので、寝ても身体がだるいという結果にも繋がります。

どうするか?

1.まず、熱が逃げないように2枚敷をして保温性を確保すること。特に上は湿潤熱によって暖かくなるウール100%の素材が理想的です。

2.それでも暖かさが足りない場合は、電気毛布を使いますが2枚敷の間に使い身体を直接温めるのではなく、寝具を十分暖めておき、入眠と同時に切ります。

3.それでも部屋の断熱性等で夜中に寒くて目が覚める場合。寝具の保温性の不足もしくは代謝量が少ないためだと考えられますから、その場合は電気毛布の設定を低にして(31℃ぐらいがベスト)使います。

ローズテクニーなどの遠赤外線タイプの健康敷ふとんの場合は、遠赤外線効果により血行が促進されますが、このタイプは多くが固わたで作られています。そうすると、布団と身体の密着度が少ないために熱が逃げてしまい、必要以上に温度設定を高くする方が少なくありません。これも、その上にビラベック社のような3kgクラスの羊毛敷ふとんを併用することで、肩の冷えも解決できるのです。


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良い睡眠を取ると風邪をひかない

テーマ:眠りのお話
宮崎先生(滋賀医科大学睡眠学講座特任教授)の講演からのお話

「風邪をひいたら睡眠をたっぷりととりなさい」というのは定説でありまして、睡眠は免疫力を高めます。

それから考えると、当たり前といえば当たり前のことですが、睡眠を取る→免疫力が高まる→風邪やインフルエンザにかかりにくい となります。

睡眠をしっかり取っているグループと、睡眠不足のグループではなんとインフルエンザワクチンの効き方が倍ぐらい違うそうです。睡眠不足だと風邪に5倍ぐらいかかりやすいという実験結果もあります。

受験生の皆さんへ・・・ついつい遅くまで勉強してしまいますが、実は夜更かし厳禁。
それと覚えた後に睡眠を取ると記憶の固定化が図れるということなので、理想的なパターンからいうと

朝7時起床→学校→午後5時から午後7時まで勉強(一番覚醒度が高い)。食事。午後8時~午後11時勉強就寝で1日5時間ですが、十分効率の良い勉強ができるはずです。睡眠の質を下げるので午後8時以降のテレビ・パソコン・携帯は禁止。朝早めに起きてした方が良いですね。

来年・再来年受験生になる人には、風呂に入る時間と寝る時間を毎日一定に習慣づけることから始めましょう。(塾へ行かずに東大法学部に現役合格した人もそうでした) 規則正しい生活リズムと良質の睡眠が脳と身体を健康にします。


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大津で睡眠講座

テーマ:眠りのお話
大津医師会の市民講座で宮崎先生の睡眠講座がありましたので、行ってまいりました。

前回に引き続き、先生のお話を引き続いて睡眠環境について10~15分ぐらいお話をさせていただきました。
50名の定員ということで60部資料を用意してきましたが、少し足らないぐらいで、一番眠いはずの14時からの時間でも居眠りする人も非常に少ない熱気ある講座でした。

今日の内容は先日の拙ブログ「暖かい布団とは」が中心です。

受講者の方から「先日びわ湖テレビに出てらっしゃったでしょ」といわれびっくり。ご覧いただいているのですね。

正しい睡眠と寝具の関係を理解してもらうことと、店のPRにもなりますのでボランティアですが、宮崎先生のお話は毎回違う新しい情報が含まれていますので、お聞きしていると勉強になります。

今回びっくりしたのは、早寝している子どもと、夜更かしをしている子どもでは脳の発達にかなり差が出来てしまうということでしょう。4~5歳児に三角形を書かすと、夜更かしをしている子どもはちゃんと書けない子が50%近くにもなるということです。

レム睡眠は脳を創る睡眠だといいますが、特に生まれてから小学校上がるまでの生活習慣(=睡眠)は非常に重要です。良い成績を取ることだけが大事ではありませんが、脳のしくみがちゃんと作られるということはとっても大切なことなので、小さいお子さんをお持ちの方は十分にご注意を! 

睡眠不足の子どもが切れやすいということは調査からも判っていますが、今問題になっている発達障害なども睡眠や生活習慣と関係がありそうです。
と、ここまで書いて「睡眠 発達障害」で検索したら、「睡眠不足だから発達障害になるというより、発達障害だから睡眠障害がおきるんじゃない」という当事者のお母さんの記事を見つけました。なかなか複雑です。

私たちがアドバイスできることは、子どもの高い代謝量に合わせた寝具選びをしてくださいということです。ポリエステルの布団とウールの布団を比べると、ウールの布団の方がよく寝てくれます。これはウールの方が急激な湿度変化に強いからで、ケンブリッジ大の未成熟児の成長テストでもポリエステルよりウールの布団の方が成長が良いという実験結果がでています。
「布団を買い換えるまでは・・・」という方は、ガーゼと脱脂綿を使ったパシーマを上下使わせてあげてください。根本的解決ではありませんが、コストパフォーマンスの高い解決法です。


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大津で睡眠のお話

テーマ:眠りのお話
10月12日に大津の市民会館で行なわれた市民大学講座。最終回は滋賀医科大学睡眠額講座 宮崎総一郎教授による睡眠のお話。

新しいお話も聞きました。通常、睡眠指導士などの講座を受けて睡眠に対する知識を得ると、それだけで睡眠の質が向上することが多いのです。ところが、秋田大学医学部付属病院(だったかな?)で睡眠指導士初級の資格を得ている看護師さん230名ほどに聞いたところ90%以上が、睡眠の質に不満があるという結果になりました。
睡眠に関する情報は増えているものの、実生活ではストレスがそれ以上に増えているということでしょうか。

宮崎先生のお話の最後の15分で、睡眠環境に関するお話をさせていただきました。
その際のテキストはこちら
睡眠を良くするために重要な寝具ですが、実際には偏った情報が一人歩きをして、正しい情報があまり伝わっていないことが多いのです。

その典型が、「睡眠にいい枕ないですか?」「低反発枕が良いと聞きましたが」 など枕に関するお話。
枕が合わないと言うことで、いくつも買い換える方も多いのですが、結論から言えば「敷が自然な状態で身体をちゃんと支えていないと、枕だけでは解決できない」ということです。

何度も使う図です
体圧分散図

このように、枕は敷きの一部にすぎません。基本となる背骨を正しく支えることが最も大切であることがわかるでしょう。

さらに、温湿度を理想とされる温度33℃湿度50%に調整し、使ってストレスの少ない使用感のある素材を選ぶことが大切です。

そのためには、自分の体質・体格に合わせた寝具が必要であるということです。

10/30も大津でご講演されるということで、私も行くことになりました。

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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