新米と新麦

テーマ:ブログ

 9月もあっという間に明日で終了です。シルバーウイーク終了と共に、夜の方が長くなりました。少し残暑がありますが涼しくなるのは時間の問題でありましょう。

 さて、毎月メイさんが発行しておられる「さざなみ通信」に油甚さんのじんとにっくの一つが載っております。先日の号には「ウ米」という、吾一さんからの新米の事が載っていました。皆さんはとっくに新米を食べられたでしょうね。

 私のとこは妻の伯父さんが湖北町の小谷城の少し奥で米を作っています。そこで分けてもらいます。まだ古米が残っていますので新米は残念ながらまだですが新米のあのみずみずしい、銀シャリという光り輝くものは本当に香り良く美味しいですね。

 さて、新米があればパンの材料の一つである麦にも当然新麦(しんばく)というものはございます。米のできが毎年いろいろあるように麦にも出来不出来があるようで、製粉会社は新麦が入った後はテストをして、粉の吸水状況などを調べて、私達製パン業者に情報を提供してくれます。

 新米がみずみずしいように新麦もみずみずしく、吸水量(仕込み水の量)も少しアップします。まだ時期的には早く、年明けから春にかけて新麦による製パン調整となります。このときは厄介なものです。

 私の父が「パン屋は3年はやらないと、なかなかつかめない。」と言っていました。それは日本には季節があり、その季節も年により色々変わる事。そして麦の出来具合によってパンの様子も変わってくる事などをしっかり味わって身につけるには、やはり3年は必要だと言うことでしょうね。

 秋は色々なものが実り、美味しい季節であります。味わえるのは本当に幸せです。ああ、またダイエットの敵か?

記事テーマ一覧

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2009/09      >>
30 31 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 1 2 3

ブログランキング

総合ランキング
13位 / 1569人中 up
ジャンルランキング
10位 / 816人中 up
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

ぱんやさん

長浜の大手門通りの米嘉席のところで「正しい材料、正しい方法、正しい姿勢」をモットーにパン作りに励むパン屋です。

ホームページ

お気に入りブログ

最近のトラックバック

参加コミュニティ一覧