探偵ナイトスクープと官僚たちの夏
いやあ、昨日の「官僚たちの夏」は本当に感動しました。涙して見ました。東京オリンピックのあとの不況。日本が高度成長していく中で起きてきた歪み。これに対して風越始め官僚たちが日本の事を一生懸命思って、手を打って行きます。
そんななかで起きた三池炭鉱の爆発事件。私は幼い頃、北海道夕張の石狩炭鉱の爆発事件を覚えています。あの時も同じように、残された人々の生存が絶望視された中で消火のため注水しました。
官僚たちが残された人々のために現地で命を削って行動しました。国会の委員会でで風越が好き勝手な事を言う議員に対して「あなたたちは現場を知らず、勝手に何を言っているんだ。」と怒りをぶちまけます。今の官僚たちがこれだけ自分の仕事に誇りを持っているでしょうか?
官僚たちの夏を見ていると、私が生まれた頃、小学生の頃、中学高校の頃、大学生、社会人、最近。本当に何度も政治腐敗や権力闘争などが繰り返されています。ただ違うのは、その頃の官僚にあったストイックなまでの使命感ではないかな?今では時代が違うで片付けられている気がします。
これとは別に先週金曜日の探偵ナイトスクープ。顧問に嘉田滋賀県知事が出ておられました。最後に知事がコメントで「22年間もこの番組が続いてこられたのは、ひとえに、視聴者の依頼に応じて、視聴者が望んでいる事を地道にやってこられたからなんですね。」とか言っておられました。
アートインナガハマも23回目。ほぼ同じ頃です。何かふと思うような一瞬でした。長浜が変化を起こした頃に生まれた番組。いろんな意味で続けるにしても変えるにしても、基本となること理念は忘れてはいけないんですね。