愛国心
去る16日、石原慎太郎都知事はワシントンにおいて「日本人が日本の国土を守るため、東京都が尖閣諸島を購入することにした」と発表しました。
このことについて、今日(23日)の産経新聞「正論」に佐々淳行氏が「石原氏に続け」と題して思いを述べておられます。抜粋して記します。
“・・。一昨年秋の中国漁船体当たり事件は領海侵犯・公務執行妨害の事件である。那覇地検は政治判断を示して船長解き放ちを決めた。那覇検察審査会は、超法規釈放を非として起訴相当と決したが、菅政権あるいはそれを受け継いだ野田政権は本件に頬被りして、船長の任意出頭さえ求めていない。
その後、中国漁船団が韓国領海に侵入して公務執行を妨害し、海上警察官が殉職した。韓国はこの犯人を逮捕起訴し、懲役30年の判決が言い渡された。中国はこれに抗議したものの、韓国の主権は李明博政権の断固たる姿勢によって守られた。それに比べて日本は情けない。
・・。都知事の尖閣諸島購入について猪瀬東京都副知事は「寄付金を募れば都民の税金負担分は軽くなる」と、国民的募金運動を示唆した。
・・。本来国がやるべきことではあるが、国がやらないし、地権者が「民主党政府には売りたくない。石原都知事を信頼」と言って交渉に応じている以上、反対しがたい空気が漂っていて、石原発言は国民に受け入れられたとみていい。
・・。ここに至るには石原氏の強烈な愛国心が、不撓不屈の秘密交渉を地権者栗原氏との間で続けさせ今回の発表に至ったのである。・・。”
都が寄付を募ることになれば、私も自分の気持ちを託したいと考えています。