高校再編
今日(7日)の新聞報道を見ていますと、「県立高再編計画 1年先延ばしを」の見出しが目に飛び込んできました。そこには
“滋賀県議会の最大会派・自民党県議団は6日、嘉田知事と高橋県教育委員長に対し、計画策定を1年以上先延ばしし慎重な議論をするように申し入れ、12日の9月定例県議会最終日に、同様の内容の決議案を提案する方針を明らかにした。議席の過半数を占めるため、可決される見通し。
県議団の三浦代表は報道陣に「再編計画そのものに反対しているわけではない。時間をかけてでも、統合後の高校の姿など具体像を示してほしい」と述べています。
これに対して知事は「原案発表が唐突だったことなど、課題と思うことはある。ただ、手続き以上に原案の中身に関心を持っていただきたい。小規模校の現場では様々な課題を抱えており、原案を白紙撤回すると前に進めなくなる」と述べた。”
私は今回の自民党県議団の申し入れに大賛成です。1年政治色抜きで、中学校・高等学校の事情をよく知っている人を含めた有識者による協議会が必要です。
知事が言う下線部分には矛盾があります。長浜農業高校は現在4クラスです。計画では3クラスにするというのです。これで多くの先生と交わったり、生徒間の切磋琢磨、生徒会活動、選択幅のある部活動ができるのでしょうか。現在、農高のアメリカンフットボール部は伊香高と合同チームを組んでいるのです。
私は今日の高等学校の実態を見たとき、生徒数と共に、子どものニーズ、社会のニーズに合った学科の再編が先に必要だと考えています。その上で統廃合を考えるべきではないでしょうか。今回県が示した再編計画にはまったくビジョンがありません。
後の下線は、一体何が進めなくなるのでしょう。再編・統廃合は子どもたちの将来のためにあるものであって、県の都合であってはならないと思うのですが?