野田内閣
今日(4日)午後、月刊誌「正論」11月号を読んでいました。そこに松下政経塾の設立準備をし、松下幸之助氏と共に第一期生の面接を担当した現参議院議員(みんなの党最高顧問)江口克彦氏の「野田佳彦首相に告ぐ」の寄稿文がありました。抜粋して記します。
“松下政経塾第一期生が新首相となった。天下の松下幸之助も喜んでいるのではないか。これから「松下政経塾」が本物の塾であったか、張り子の塾であったかがはっきりすることになる。
首相ともなればその言動は、そのまま首相の人間観、政治哲学、国家観に裏打ちされていなければならない。果たして、松下幸之助に教えられた理念が血肉になっているのかどうか。
はやくも新首相は、自分の思想的信念ですら自己否定し始めた。曰く、靖国参拝はしない。参拝するべきと主張していたのは誰か。新首相は、かつて南京大虐殺はないといっていた。貫けるのか。永住外国人参政権は反対と言っていた。貫けるのか。松下幸之助が指導した「税金観(無税国家論)」を貫けるのか。
ドジョウは危機を感じると砂に潜って隠れてしまう習性があるという。そのような卑劣な対応をしないことを心から期待している。
新首相は、復興税として所得税、法人税の増税と消費税増税を考えている様子。しかし、最初に増税ありきの政策が、松下幸之助の教えに沿っているとは考えにくい。「政治家は、税金をいかに低く抑えるかに知恵を使い、工夫しなければならない」というのは、松下幸之助がつねづね公言していたことだ。
「松下」政経塾に入りながら、松下幸之助の人間観も哲学も血肉にしていない政治家たちでは、日本という国家を、そして国民を第一に考える政治をすることはできない。”
私は国家のために保守を貫いていただきたいものと思います。それにしても内閣の顔ぶれを見ると左足がしっかりと踏み出されているように思われてなりません。興味のある方は全文を是非読んでみてください。