リトアニアへの旅
テーマ:お店の情報(イベント等)や仕事のお話
2013/09/17 21:42
9月上旬 リトアニア~フランスへ出張の旅。
目的はリトアニアでリネン麻の生地をオーダーすること、工場をみること。
麻といえば近江の特産品。「地産地消」じゃなかったのか、といわれそうだが、良い物を探すことに国境はない。
近江の麻の特徴を一番表しているのは「近江ちぢみ」(昨今高島ちぢみと混同されるが、似て非なるもの)だろう。苧麻というラミー麻が中心で、シャリ感の強い素材なので、暑い日本の夏には最適だ。これはこれで大切にせねばならない。
一方のリネン麻(亜麻)はフラックスという草から作られる。ヨーロッパが本家といっていいだろう。昔「亜麻色の髪の乙女」という歌があって、亜麻色ってプラチナブロンドみたいなイメージだったんだけど、実際にはこんな色
これは今回訪問したシウラス社の工場での紡績途中。フラックスはこんな感じ
リネン麻の生成りの色=亜麻色というのは、このベージュっぽいグレーを指す。
さて、シウラスで迎えてくれたのは、担当のクリスティーナと社長。5ヶ国語を話すという才媛(最近はこんな言い方しねぇだろうね)。
一番の特徴はロット160mしかも、緯糸は自由にできるというから、経糸を白にして、指定で好きな色を設定することができる。例えばギンガムチェックは経糸を何本かずつ交互に色を配し、緯糸も同様に替えることで実現する。
色も50色ぐらいから選べるというのが特徴で、これも自社で紡績・染色・製織と一貫して行っているからこそできる特徴でもある。
というわけで商談を続け
なんやかんやで1500mほど注文。というか2時間半の距離を送迎してもらう訳だから手ぶらで訪れるわけにはいかない。平織りだけでなくドビーやジャガードなどさまざまな織り方が同じ価格で出きるのも特徴だ。
これが前回注文した本麻クール敷パッドに使用したリネン麻生地6色
後で訪れたパリのメゾンエオブジェ展示会。今回はリネン生地が多かった。シウラスの社長曰く、メゾンは当社のお客様が多いので出展しないとのこと。
たしかに小ロットで細かく対応するという点において、非常に便利なのだろうと実感
シウラス社の工場はもともとポーランドの貴族が建てた建物を使っているそうだ
工場前でクリスティーナと。天気は良かったね
目的はリトアニアでリネン麻の生地をオーダーすること、工場をみること。
麻といえば近江の特産品。「地産地消」じゃなかったのか、といわれそうだが、良い物を探すことに国境はない。
近江の麻の特徴を一番表しているのは「近江ちぢみ」(昨今高島ちぢみと混同されるが、似て非なるもの)だろう。苧麻というラミー麻が中心で、シャリ感の強い素材なので、暑い日本の夏には最適だ。これはこれで大切にせねばならない。
一方のリネン麻(亜麻)はフラックスという草から作られる。ヨーロッパが本家といっていいだろう。昔「亜麻色の髪の乙女」という歌があって、亜麻色ってプラチナブロンドみたいなイメージだったんだけど、実際にはこんな色
これは今回訪問したシウラス社の工場での紡績途中。フラックスはこんな感じ
リネン麻の生成りの色=亜麻色というのは、このベージュっぽいグレーを指す。
さて、シウラスで迎えてくれたのは、担当のクリスティーナと社長。5ヶ国語を話すという才媛(最近はこんな言い方しねぇだろうね)。
一番の特徴はロット160mしかも、緯糸は自由にできるというから、経糸を白にして、指定で好きな色を設定することができる。例えばギンガムチェックは経糸を何本かずつ交互に色を配し、緯糸も同様に替えることで実現する。
色も50色ぐらいから選べるというのが特徴で、これも自社で紡績・染色・製織と一貫して行っているからこそできる特徴でもある。
というわけで商談を続け
なんやかんやで1500mほど注文。というか2時間半の距離を送迎してもらう訳だから手ぶらで訪れるわけにはいかない。平織りだけでなくドビーやジャガードなどさまざまな織り方が同じ価格で出きるのも特徴だ。
これが前回注文した本麻クール敷パッドに使用したリネン麻生地6色
後で訪れたパリのメゾンエオブジェ展示会。今回はリネン生地が多かった。シウラスの社長曰く、メゾンは当社のお客様が多いので出展しないとのこと。
たしかに小ロットで細かく対応するという点において、非常に便利なのだろうと実感
シウラス社の工場はもともとポーランドの貴族が建てた建物を使っているそうだ
工場前でクリスティーナと。天気は良かったね