羽毛ふとんの側を買い込み

テーマ:羽毛ふとんのお話
不況ゆえに、掘り出し物がでますねぇ。
ある羽毛加工メーカーさんが、ハンパになった手持ちの羽毛ふとん用の生地を処分。生地屋が見たら目をむくような安い価格です。モノが良くて、コストは非常に高いのですが、羽毛ふとんの生地は、色がかたよったり、3~5枚程度残ったりすると、何年も動かなくなってしまいます。

どれだけ、いいのかって?
今回一番良いものは 300双糸サテン、次に240双糸サテン、200双糸サテン
以下 100単糸サテン、80単糸サテン と続きます。

ふつうのふとん生地は40番手(日本では英国式番手が主に使われます)の太さの糸で織られています。番手の数字が大きくなるほど細くなります。80番手は40番手の半分の細さですね。日本で出回っている羽毛ふとんの90%以上が40~60番手ぐらいです。

良く超長綿といわれますが、これは綿花の繊維長が34.9ミリ(1+3/8インチ)以上のものを指し、良質のものです。といっても一般に50番手以上の生地はほとんど超長綿といってもいいので、超長綿は最低基準と考えてもらった方がいいですね。

100番手ともなると、最上質の綿花(エジプト綿ギザ45やスーピマ綿等)からでないと紡績ができません。80番手を超えると等比級数的に価格が上がってきます。 200番手双糸は太さは100番手と同じですが、2本の糸を撚っている強度があります。現在私の知る限りでは、国内で最高の生地は縦糸345双糸・横糸300双糸のサテン生地で、紡績から織布に至るまで最高の素材と技術が必要で、それゆえに価格もハンパではありませんし、展示会ぐらいでないとお目にかかれない(通常ルートでは製品として出ていません)代物です。

今回は300双糸の生地が「えっ!? うそ!?」という価格。柄は好き嫌いがあるかもしれませんが、即決で200双糸~300双糸の側を柄込み約30枚を全て押さえました。どこか倒産でもない限り、こんな値段で手に入れられるなんてありえません。

羽毛を入れて新品を作ることもできますし、現在お使いの羽毛ふとんをリフォームする時にも使えます。
一度触りに来てください。違いますよ。


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