眠りと閨の文化~風と黄色いPOST

テーマ:眠りのお話
夜もすがら もの思ふ頃は 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり
          俊恵法師

フリーペーパーWatchがリニューアルして、「風と黄色いPOST」に
6月号から「ねむりの部屋」の連載を始めた。

発行・編集の江畑君も秀吉バルの事業を詰めながら並行作業で大変だったようである。

快適な睡眠のための情報はまだまだ少ないので、この連載を通じて眠りについて知っていただきたいと思うのだけれど、この連載は切り口をちょっと変えてみようと思う。

「眠りの文化」というものにスポットをあててみたいからだ。それは「閨(ねや)の文化」と裏腹でもある。睡眠と寝室が一人だけで自己完結するとしたら、人生はずいぶんと淋しいものになるだろう。

「ベッド・イン」という言葉はほとんど二人称で使われ、その意味は睡眠ではなく愛とかセックスである。ジョンレノンとヨーコオノを思い出す人も多いだろう。

30年前に長浜へ帰ってきたときに、店にはブライダル用にレースのフリルが付いたナイロンシースルーのネグリジェが当然のようにして売られていた。いつのころからか、カジュアルなペアパジャマに取って代わられてしまう。今日、寝化粧という作法が残っているかどうかは知らないが、ユニクロのジャージーセットでは、あまりに悲しいではないか。

今日、風呂は広くゴージャスになったが、寝室は殺風景なままというのも少なくない。古来より、文化をはぐくんできたのは閨(ねや)と褥(しとね)だったのだ。これがなければ、源氏物語は存在しえないだろう。

最後はぐっすりと寝ていただくとして、眠りと閨の文化を語ることにしよう。

風と黄色いPOST

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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