これでも綿??? 羽毛の側生地に必要なこと

テーマ:羽毛ふとんのお話
今日、名古屋から羽毛布団のリフォームをとわざわざお越しいただいたお客様。
岐阜の本巣市へベッドを配達に行っている間だったので、お会いできなかったのですが、掛ふとん2枚・肌ふとん2枚からシングル3枚をお仕立てすることに。

お持ちいただいたのは大阪西川(現:西川リビング)の定番品でしょう、ハンドピック表示で中身もしっかりしたモノです。ところが、解体を始めて「この生地ポリエステル混?」 どうも生地がつるんとしているのです。
ところが表示を見ると「綿100%」 ???。というのは一般にポリエステルなどの合成繊維は断面がきれいな円か楕円。一方綿などの天然繊維はさまざまです。だから、羽毛を解体すると、ポリエステルの生地はつるんとしているので羽毛が残ることは少ない一方、綿の生地にはでこぼこがあるために、羽毛がへばりつくのです。

ところがこの生地はつるん。息を強く吹きかけみると、あまり通りません=通気度が非常に悪いという感じ。どうも、綿の生地にテフロンのようなものをコーティングしているイメージです。(本当はどうなのかわからない)

いずれにせよ通気性が良くないのは事実。ですから、中の羽毛は外の側の汚れに比べても、よごれている風がありません。これは良いことのように思われますが、実際には生地が呼吸していないに等しい状態では、羽毛布団の本来の良さを引き出すことはできません。

通気性の良い生地だと、使っていても非常に蒸れ感が少ないのですが、その一方で羽毛は呼吸するために汚れが付きやすくなります。良い羽毛ふとんは羽毛が汚れてへたるのです。

だから3~5年に一度は水洗いをして、中の羽毛の汚れを落とすことが必要なのです。

リフォームでお選びいただいた側は私どものオリジナルで、いずれも丸洗いに対応しているものでした。これなら、丸洗いも安心です。しかも、通気性も通常より1.3~1.5倍良いので、より快適になるでしょう。

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