プロフェッショナルとアマチュア

テーマ:まちづくり
この間から、気になっていること。病むほど気にする訳でもない質なので、わざわざ記事にするのか・・・どうか。
ただ、このところ思いを巡らせているので書き付けてみる。

プロとアマ。一番ポピュラーなのは プロ=お金をもらっている、アマ=もらっていない、という区別。
仕事の質で分けるというやり方もある。「彼の仕事はプロ中のプロだ」なんて言葉は、ゴルゴ13なんかでよく出てくるな。

世間一般には金銭を得ている+金銭以上の仕事の質をもってプロと呼ばれるのだと理解している。
自分の家業たる本業に関していえば、「眠りのプロショップ」を標榜している以上、私はプロであるといいたいし、品質・情報・サポートどれをとってもプロと呼ばれるようにしなければならないと思っている。
100%にはまだまだ遠いが、そうあるべきと毎日の研鑽と仕事のクオリティの向上はかかせない。

問題は、お金をもらわない、まちづくり的な活動のクオリティなんだよね。
NPOや、いろんな団体の役員等々 いずれも無償のボランティアだから、所詮はアマチュアでしかないのだけど、アマチュアだからといって逃げる訳にもいかない状況が続く。
まちづくり役場では視察団体に講師を行う。これは無償だけど、まちづくり役場には1万円をいただいている(=これが収入の1つの柱になる)ので、当然、それに見合う以上の内容をお話ししない訳にはいかない。結構気合いを入れて話をするのである。 ・・・が、専従でないというか副業の悲しさ・・・テンションが続かないのである。本業第一だから。

かといって、AINや大河ふるさと博、アーバングラスコンペなどを含めてだが、今後のまちづくりの方向性を考えながら進めていかなければならないことが多く、アマチュアだからといって許される状況でもないのだが、ここにジレンマが生じている。

「目的」と「手段」・・・つまり「戦略」と「戦術」を分けるとすれば、無償ボランタリーは「戦術」に限定すべきだと思うんだけど、どうも現状は整理されていない-ごっちゃになっているんだな。

戦略と戦術の組み立てが明快であれば苦労をしないのだけど、残念ながら、現在の長浜はそういったものが、ほぼ存在しない状態が続くので、結局、戦略を含めた戦術提案をするという、もどかしい状況を強いられる。

特に昨今のまちづくりは、都市計画・住環境・観光・商業・産業・教育・福祉などあらゆるファクターをうまく組み合わせることが必要とされる。政策のチーム連携で勝負しなければならないから、まちづくりの基本政策=思想・理念と、それに基づく戦略(=しないことを決めること)が不可欠。そして、戦略は皆さんの意見を集約して創るモノではない。まちづくり役場は政策研究や提案はするが、戦略決定の主体は行政だ。

そう、この記事はまちづくりのプロフェッショナルたる、行政に向けて書いている。
博物館都市構想が生まれて30年近く経とうとしている。それが生まれた時には、思想や理念が語られたと思うのだけれど、今現在、行政マンに思想・理念を語れる人材が少ないことに危惧をする。

会社経営をしている方ならわかると思うけど、企業理念や家業の思想のようなものは、企業の成長にとって不可欠だ。
「豊かな自然と歴史を生かして、安心安全のまちづくりをめざす」どこの市や町にもあるようなスローガンじゃなくて、20年30年先を俯瞰した新しい思想を議論してもらいたいと思う。まちづくりのプロフェッショナルとして

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睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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