羽毛布団は干してもいいの?
テーマ:羽毛ふとんのお話
2012/05/30 20:48
minoriさんから ご質問をいただいた。「羽毛(羽根)布団はお日様に干せないのでしょうか?」
結論から言うと、「干してください」
一般に、羽毛布団は「日干しは避けて陰干しにしてください」と説明されることが多いがこれには理由がある。
今から25年ぐらい前、羽毛布団もそれほどポピュラーではなかった頃、主流は木綿わたの布団だった。専業主婦のいるご家庭も多かったので、当時は三日にあげず布団を干していらっしゃった家庭が少なくなかった。
羽毛布団は長く使えるので、そのような干し方をすると生地が弱ってしまうのと、羽毛や羊毛ふとんは発散性が良く乾いた風が通るだけで、羽毛自体は湿度調節をしてくれるからという理由から「陰干しにしてください」となったわけである。
ところが、今日では布団をこまめに干す、ということがずいぶんと少なくなってしまった。また、羽毛自体は調湿能力があるけれど、側生地の綿は日に干さないと湿気をとることができない。殺菌効果もあるので月に一度程度、軽く1時間ほど日干しをすることをおすすめしたい。
実際、羽毛布団のリフォームでお預かりした布団の中には、長年干していないご様子で、側がじっとり湿っているというケースも見られるのだ。
正しい干し方
1.カバーをかけたまま干すこと。カバーは干した後に洗濯をする。最近は空気中にアレルゲンやホコリ、季節によっては花粉・黄砂などいろいろあるので、布団に直接付けないようにすることが大切である。
2.天気の良い日に表裏各30分ぐらいがめど。長く干してもせいぜい片面1時間ぐらいで十分。
3.今の時期冬の布団をしまうときには、必ず干すこと。
なお、羽毛布団に破れがあってカバーの中に羽毛が吹き出しているときは、リフォーム(仕立替え)が必要なので、そのままお持ちいただきたい。特に10~15年ぐらい前にはやった、絹交職の生地は弱くて破れやすいので要注意である。
羽毛布団でダニが心配という方がいらっしゃるが、羽毛布団の生地は高密度で織られているので、一般にダニの出入りはほとんどできないので安心して欲しい。
羽毛布団をチェックする意味でも、定期的には干していただきたいものである。羽毛布団はリフォームをしていけば長く使えるが、通常の手入れが大事でもある。
次は「羽毛布団は洗えるか」 乞うご期待
結論から言うと、「干してください」
一般に、羽毛布団は「日干しは避けて陰干しにしてください」と説明されることが多いがこれには理由がある。
今から25年ぐらい前、羽毛布団もそれほどポピュラーではなかった頃、主流は木綿わたの布団だった。専業主婦のいるご家庭も多かったので、当時は三日にあげず布団を干していらっしゃった家庭が少なくなかった。
羽毛布団は長く使えるので、そのような干し方をすると生地が弱ってしまうのと、羽毛や羊毛ふとんは発散性が良く乾いた風が通るだけで、羽毛自体は湿度調節をしてくれるからという理由から「陰干しにしてください」となったわけである。
ところが、今日では布団をこまめに干す、ということがずいぶんと少なくなってしまった。また、羽毛自体は調湿能力があるけれど、側生地の綿は日に干さないと湿気をとることができない。殺菌効果もあるので月に一度程度、軽く1時間ほど日干しをすることをおすすめしたい。
実際、羽毛布団のリフォームでお預かりした布団の中には、長年干していないご様子で、側がじっとり湿っているというケースも見られるのだ。
正しい干し方
1.カバーをかけたまま干すこと。カバーは干した後に洗濯をする。最近は空気中にアレルゲンやホコリ、季節によっては花粉・黄砂などいろいろあるので、布団に直接付けないようにすることが大切である。
2.天気の良い日に表裏各30分ぐらいがめど。長く干してもせいぜい片面1時間ぐらいで十分。
3.今の時期冬の布団をしまうときには、必ず干すこと。
なお、羽毛布団に破れがあってカバーの中に羽毛が吹き出しているときは、リフォーム(仕立替え)が必要なので、そのままお持ちいただきたい。特に10~15年ぐらい前にはやった、絹交職の生地は弱くて破れやすいので要注意である。
羽毛布団でダニが心配という方がいらっしゃるが、羽毛布団の生地は高密度で織られているので、一般にダニの出入りはほとんどできないので安心して欲しい。
羽毛布団をチェックする意味でも、定期的には干していただきたいものである。羽毛布団はリフォームをしていけば長く使えるが、通常の手入れが大事でもある。
次は「羽毛布団は洗えるか」 乞うご期待