イベントをするということ

テーマ:まちづくり
いよいよ明日から戦国大河ふるさと博覧会が開幕する。
秀吉博から始まって、博覧会と名の付くものに関わるのは4回目、だから、入場者が増えて街が賑わいました・・・なんてことはどうでも良い・・・と考えている。もちろん、閑古鳥で赤字というのでは困るわけだが。

何のためにイベントをするのか? イベントの主題は何か?

しばしば「活性化」という名の下にさまざまなイベントが企画され、実行される。
では何の活性化なのか・・・というと、雰囲気的には多くの人が来られて賑わったことが地域の活性化になると信じられている。決して間違いではない。

しかし重要なのは、その地域あるいはコミュニティを支える「組織の活性化」だろう。イベントをすると、重ねていくと組織は疲弊化する。活きが良いのはせいぜい5年ぐらいまで、それでは続いていかない。

昨年もそうだが、特に今回は次の世代の育成ということが大きな意味を持ってくると思う。次の世代というのは必ずしも若いというだけではない。昨年も、小谷城ガイドに多くの人が関わって活躍いただいたように、今年も賤ヶ岳や竹生島など新たにガイドとして関わっていただく方が多くいらっしゃる。

長浜会場も、今日の設営には商工会議所青年部や青年会議所など多くの若いメンバーがにご参加いただいた。

これらイベントに係わっていただいた人の中から、次代の地域プロデューサーとなる人材を育成していくことが、イベントに求められる、と思う。

特にイベントを裏方としてサポートする市の職員さんは、ご苦労だけどイベントをうまくこなす、というだけでなく、市民や志民を育てるということを主眼に取り組んでいただきたいと思う。
それが、真の意味での市民協働型社会を創ることになるのだろう。



コメント

  1. 2012/03/24 00:27
    少し意味合いは異なるかもしれませんが、企業はイベントを人材育成に活用しているところもあります

    経営者は、まずはすべて任せて責任はとる度量がほしいものですが・・
  2. 2012/03/26 15:00
    奥が深い話です。
    組織の活性化、次世代の育成…
    コレが上手くいってたら、日本の現状も
    変わっていたのでしょうか???
    その場だけを考えるのではなく、次を見据えていないと
    次世代を育てる前に、現世代が潰れてしまいそう 汗
    さすが、博覧会に数々関わって来られた方の意見は貴重ですね(^^♪

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