滋賀GPN幹事会 原発リスクをどうするか?

テーマ:まちづくり
今日は定休日。朝一番で大津へ、滋賀グリーン購入ネットワークの幹事会である。

10月のびわこ環境ビジネスメッセの際に行うフォーラムの企画案がメイン。テーマはエネルギー問題。

地震と原発事故からこちら、再生可能エネルギー、スマートグリッドなど新しいエネルギー政策が浮上してきている。政府としては原発推進論のベースにCO2削減論があったわけで、嘉田知事の「卒原発」発言も含め、滋賀GPNとしてはどのような方向性を目指すのか、どうなのかについての議論となった。

結論めいたものとすれば、途上国のモデルとするためにもエネルギーの地産地消に向けて取り組んでいこうというものだ。

現状は再生可能エネルギー等だけで、産業構造を支える電力をまかなえる状態でもなく、「反原発」「脱原発」「卒原発」の立場が異なる主張があり、話をややこしくしている(実は簡単なのだが・・・)

グリーン購入ネットワークはCO2削減や省資源社会、循環型社会の構築を、新しいビジネスモデルを模索するなかで目指そうとしているが、地球温暖化や資源枯渇といったリスクマネジメントとして存在するといってもいいかもしれない。

ところが今回は原発リスクが顕在化してしまった。敦賀や小浜の原発が福島と同様になれば、近畿の水がめ琵琶湖の水が汚染されるというようなレベルやふるさとを捨てるよりないといったこともあるが、おそらくに関電単独での補償は到底無理という、リスクマネジメントができない状態が予想されるからで、その意味からすると、関電本体にとってのリスクマネジメントをどう考えるかを考えてもらう必要があるな。東電は生き残れそうだが、株主にとってはえらい迷惑だった。事故までは2,200円ほどだったのに、今や300円、1/7である。もちろん会社がつぶれたら0円なのだが、2200→300になった時点で、株主としては「バカヤロー」であろう。そんなリスクをどうコントロールするのかが上場会社として問われるわけだ。

もちろん福井の原発にはテロリスクもあるので、余計にやっかいではあるな。
おそらく「卒原発」への工程表を作らねばならぬのだろうが、口で言うほど簡単な話ではない。今日の幹事会で「15%節電っていわれても、それは経済活動を15%カットしてくださいといわれているようなもの」と発言された方があったが、産業分野はそうだろう。

一方の反原発的な運動は情緒的で、それはそれで理解できるのだけど、ほとんどの場合システム論としての対案が出てこないところですれ違いになりやすい。
友人の村上君も関わっている7/3に開催されるアースデイしが703。今日の幹事会でチラシなどが配布された。しかし、座談会の記事中のN氏の発言は、こんなこと記事にするなよなぁというレベルで残念だ。一方M氏の発言は理性的で共感できる。村上君しっかりしやさんせ。

個人的には、5KWの太陽光発電と1KWのガス発電を持っているので、夏の対策としては概ねOKなんだけどね。
それだけでは済むことではないんだな。

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