ゼロックスする

テーマ:よもやま話
風呂に入っていると、時々記憶の底にある、まったく脈絡のないことを思い出したりしてしまう。

バブルの頃 「きまぐれコンセプト」という四コママンガがあった。書いていたのは「私をスキーにつれてって」を手掛けたホイチョイプロダクション。一番華やかだった広告業界を舞台にしたヒライ君の物語で、業界裏話が面白かった。

その中に、たしかリコーだったと思うんだけど、コピーメーカーのクライアントと商談している時に、アシスタントの女の子にコピーを頼むのを「リコピーしてきて」とクライアントに気を利かせているにもかかわらず、女の子が「ああ、ゼロックスするんですね」とクライアントの前で大声で答えてしまう、というのがあった。

当時 コピーする=ゼロックスする だった訳だ。現在のコピーのゼログラフィー技術を作って初めて商品化したのがゼロックスだったので(そうだよね くんさん) 固有名詞が一般動詞になってしまった例。

他にも マジック、セメダイン、サランラップ、セロテープ、クリネックス、昔ならウォークマン、今ならiPodなどもそうか。今では云わなくなくなったものもあるね。フロッピーディスクも、昔はディスケット(IBM)といってたな。
レーザープリンターは固有ではないかもしれないけど、LED方式も含めてページプリンタの代名詞になっている。

こんなのは探せばまだまだあるかも。

ところで・・・きまぐれコンセプトはクロニクルとして本が出ているけど、時代を感じさせるね。
電通の部長が40億円横領だそうだが・・・こいつは20年前に美味しい思いをした口か

コメント

  1. 2011/02/26 07:54
    うちの親父も言ってました 『ゼロックス』する(笑)
    今ではコピーするに変わりましたけど
    2011/02/27 10:12
    一説には昭和50年までに入社した世代には多いそうですが・・・
    私は昭和55年入社だったので、コピーでしたね。

  2. 2011/02/26 10:42
     働き始めた頃はまだゼロックスがなくて、ジアゾコピーでした。
    これがまたよく詰まるんですよ。。。
    当時は図面も手書きで1枚しかないのに、詰まってクシャクシャになったり…破れた時なんか悲惨です。
    新入社員の時コピーのお使いでよく失敗しては、先輩社員に頭ドツかれてました。
    ゼロックス出来て本当に便利になりました。
    2011/02/27 10:15
    いわゆる青焼きですね。
    当時はカタログにも湿式と乾式とあったように記憶しております。

  3. 2011/02/26 10:56
    初めて家で見たコピー機は、線や文字を含め、印刷体の全体が青っぽくて、しかも湿っていたため、コピー後は乾かしていたような気がします。
    気まぐれコンセプトは学生の頃に見た覚えがあります。
    『気分は形而上(うああ)』なんてサブタイトルがありませんでしたっけ。
    2011/02/27 10:17
    気まぐれコンセプトはまだ続いているのだそうです。
    当時ホイチョイが出した「見栄講座」も人気がありまして、アスキーがこれをパクって「パソコン見栄講座」なんて作ってましたな。

    『気分は形而上(うああ)』は別作家さん?
    どこかで見たような気がするんだけど

  4. 2011/02/26 20:38
    とあるゼロックスの営業マンが飛び込みで、「こんにちは、ゼロックスです」と挨拶して会社に入ると「うちはゼロックスあるで」って言われるそうです

    奥には他社のコピー機がありました

    この経験、昔のゼロックスの営業はほぼ100%経験しているそうですよ

    詳しいでしょう
    ゼロックス通のくんより

    しかし、コピーって不思議で便利ですよね
    あ、ゼロックスね
    2011/02/27 10:21
    代名詞の強さですな。

    うちも現在の複合機の前はゼロックスでしたな。青と赤のトナーを入替えて使える奴。
    最近はコピーを取ることがあんまりないんですね。レーザープリンタから複数枚出力というのが普通になってしまいました。

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