家業とまちを考える

テーマ:まちづくり
この数日、新家業塾というまちづくり役場が開催する新しい勉強会の企画を考えてまして、改めて「家業」とはなんぞやと自分自身に問いかけをしていました。

というのも、長浜の中心市街地は全国にも数少ない活性化の事例として多くのところで紹介されていますし、おそらく、全国どこへいっても市役所や商工会議所のようなところで「長浜から来ました」といえば「あの長浜から」と言われるでしょう。
例外は飲み屋さんで、「長浜?、ああラーメンの・・・」となりますけど。

これも黒壁を立ち上げた笹原さんや、商店街の改修事業などに取り組んでこられた先輩たちの努力のおかげなわけです。20年以上経って、週末ともなれば多くの観光客の皆さんが市街地を回遊されています。客観的に見ると「活性化している」わけです。中心市街地活性化計画なども「すでに十分活性化しているやないか、これ以上どうすんねん」という声も聞こえてきそうです。

ところが・・
商店街を構成する商店の後継者は激減しています。あと10年経たないうちに歯抜けになるのは見えています。
「新しい店が入ってくるやんか」 でも、テナントで入ってこられた、どちらかというとサラリーマン店長さんのような方には、まちの担い手までを期待するにはちょっと無理があります。曳山祭への関わり方を見るとよく判りますね。

やはり、まちには「家業」の店が要るのだと思いますが、どうすればいいのでしょうか?

まちづくり役場は設立以来10年余、イエとミセとマチの関係づくりに取り組んできました。
30年来の「にぎわいを作る」という取組は成功を収めました。しかし、それだけでは真の活性化には繋がらないということも見えてきました。

2030年への仕掛けをどうするか、ターニングポイントぎりぎりに来ています。
キーワードはイエとミセとマチをつなぐ「家業」という文化ではないかと考えています。

まちづくり役場

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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