正しい寝姿勢のための、頸と腰の正しいカンケイ
テーマ:眠りのお話
2008/04/24 12:35
昨日、PTAの会計監査に学校へ行きましたら、寝具の話になって=枕の話だったのですが、よくよく聞いてみると、敷の問題である事がわかりました。
睡眠時の体圧負荷をみてみると、概ね上図のようになります。臀部が最も負荷が大きく、その次が胸部(肩胛骨)。この2ヶ所で8割近い体重を支えている事になります。この状態だと、圧迫されている部分の血流が悪くなるので、寝返りが増え、筋肉も緊張を強いられます。一方、この時に一番大きな隙間ができるのが頸と腰です。この部分は大変に重要で、うまくサポートできないと寝姿勢が崩れたり、無理な力がかかったりして肩こりや腰痛の一因となると考えられます。
頸と腰どちらかだけでもだめで、お互いのバランスをうまく取って、体圧負荷をできるだけ分散しながら、正しい寝姿勢を取ることが重要だと理解いただけるでしょう。だから「敷」と「枕」は一体で考える必要があるのです。
低反発ウレタンを使った体圧分散タイプのマットレスや枕が流行ったのは、頸と腰の隙間を埋めて体圧分散できるからなのですが、反発力が無いために体重によって寝姿勢が変ってしまう点、温度によって固さが変り寝返りが打ちにくい点、通気性に難点があって蒸れやすい、耐久性の問題などによって、私の店ではおすすめはしておりません。
結局、理想的な寝姿勢を得るには、一人一人に合わせたセッティングが必要です。単純に「これが決定版!」的なものはあり得ないと考えます。これは骨格や体重の問題だけでなく、筋肉量や代謝量、個人のクセや好みによって異なるからです。枕だけでも十人十色ですから、敷ふとんやベッドパット、マットレス、ベッドを含めた組合わせは膨大なものになります。
そこで、私の店が始めたのが「眠りのフィッティング」です。金属フリーの敷ふとん、マットレスを25種類以上、枕も調整式を含めて20種類以上揃えて、カウンセリングを行い、実際にお試し寝をいただきながら、最適な組合わせを探します。もちろん、短時間のお試し寝では限界があるのも事実ですが、過去のデータの蓄積とノウハウで、そこそこご満足いただけるレベルで提供できるようになりました。
敷を変えると、眠りが変わる。
本当です。
睡眠時の体圧負荷をみてみると、概ね上図のようになります。臀部が最も負荷が大きく、その次が胸部(肩胛骨)。この2ヶ所で8割近い体重を支えている事になります。この状態だと、圧迫されている部分の血流が悪くなるので、寝返りが増え、筋肉も緊張を強いられます。一方、この時に一番大きな隙間ができるのが頸と腰です。この部分は大変に重要で、うまくサポートできないと寝姿勢が崩れたり、無理な力がかかったりして肩こりや腰痛の一因となると考えられます。
頸と腰どちらかだけでもだめで、お互いのバランスをうまく取って、体圧負荷をできるだけ分散しながら、正しい寝姿勢を取ることが重要だと理解いただけるでしょう。だから「敷」と「枕」は一体で考える必要があるのです。
低反発ウレタンを使った体圧分散タイプのマットレスや枕が流行ったのは、頸と腰の隙間を埋めて体圧分散できるからなのですが、反発力が無いために体重によって寝姿勢が変ってしまう点、温度によって固さが変り寝返りが打ちにくい点、通気性に難点があって蒸れやすい、耐久性の問題などによって、私の店ではおすすめはしておりません。
結局、理想的な寝姿勢を得るには、一人一人に合わせたセッティングが必要です。単純に「これが決定版!」的なものはあり得ないと考えます。これは骨格や体重の問題だけでなく、筋肉量や代謝量、個人のクセや好みによって異なるからです。枕だけでも十人十色ですから、敷ふとんやベッドパット、マットレス、ベッドを含めた組合わせは膨大なものになります。
そこで、私の店が始めたのが「眠りのフィッティング」です。金属フリーの敷ふとん、マットレスを25種類以上、枕も調整式を含めて20種類以上揃えて、カウンセリングを行い、実際にお試し寝をいただきながら、最適な組合わせを探します。もちろん、短時間のお試し寝では限界があるのも事実ですが、過去のデータの蓄積とノウハウで、そこそこご満足いただけるレベルで提供できるようになりました。
敷を変えると、眠りが変わる。
本当です。
コメント
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2008/04/24 17:29前々からお尋ねしたいと思っていたのですが、ねむり博士は一体どのような敷ふとんと枕でお休みなのでしょうか?まさか紺屋の白袴?
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2008/04/24 22:34大学へ入学して下宿のふとんを親が用意してくれた時に、「ああ、ふとんってちゃんと柄があるんだ」と思いました。それまでは、端切れのつぎはぎだらけのふとんだったから。
現在?
ねむりはかせは睡眠時無呼吸症候群です。
そこで、人体実験というか、モルモット。横寝がしやすいように、いろいろな寝具を3~6ヶ月ぐらいのサイクルで、交換しながら寝ています。また、横寝だけでなく、店で新製品を扱う時は、たとえ半月でも実際に寝るようにしています。なかなか全部はできませんが・・・。
枕も4種類ぐらいを使い分けますし、新製品開発のチェックもします。
フィッティングのノウハウはここからも来るわけです。 -
2008/04/25 12:45一生試行錯誤ですね。永眠するまでは「しき」を悟れずということでしょうか。
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ねむりはかせ2008/04/25 18:48座布団 いや 敷布団1枚!
ずいぶん昔、出島先生が「黒壁と町衆の十五年」(まちづくり役場を書かれるときにに、「沢田の店が安眠の部屋なら、永眠の部屋は大通寺やな」とおっしゃられましたが、究極の眠りは「永眠」なんです。
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2008/04/25 21:43人体実験の結果は概ね出ているんですが・・
基本的には下にウッドスプリング+上はお好みですがラテックスマットレスか整圧敷ふとんです。日本睡眠環境学会前会長の川島先生が作られた横寝専用「はなのふとん」もありますが、官能評価で難点が出ましたね。
ウッドスプリングも好みで分かれますが、一番横向きに寝てストレスが少ないのがスイス・ヒュスラーネスト社のリフォーマエレメント。その次にエルゴフレックスですね。
私の場合は、寝具と背中の接点が微妙で調整に苦労します。横向きに寝た場合に仰向けに戻りにくい工夫も試行錯誤中。