アイリッシュリネンのお話
テーマ:眠るための道具・寝具のお話
2015/04/09 02:29
春から初夏へ向けて、特にリネンの素材が気持ちの良い季節となる。リネンとは亜麻、主にヨーロッパで産出される麻で、日本の伝統的な苧麻(ラミー)に比べると同じ麻でも風合いがソフトでやさしい。
リネンにもいろいろグレードがあるのだが、最高級のものはアイリッシュリネンと呼ばれる。そのまま理解すると「アイルランドで作られたリネン」と思われがちだが、残念なことに今日アイルランドではリネン草(フラックス)の栽培も紡績も製織もほとんど行われていない。実はアイリッシュリネンとは、紡績の技術なのだ。最高級のリネン草を使い、潤紡という方法で細番手の糸を紡ぎ、それで織ったものを称している。
一方フレンチリネンというのは、リネン草の産地の名前。昨年フランスノルマンディーのリネン農場を訪れたが、フレンチリネンといっても10段階のグレードに分かれるとのことだから、フレンチリネン=高級品とは必ずしも言えない。リトアニアリネンも織ってもらっているが、これはフレンチリネンが原料でリトアニアで紡績・製織している。つまりリネンの産地呼称は、技術であったり、産地であったり、製織地であったりするからわかりにくいが、要は良い原料を使い、高い技術で織られた生地が良いという当たり前の結論となる。
さて、ハードマンズ社の技術で作られたアイリッシュリネンは80番手と60番手両方の生地をオリジナルカバーとして販売しているが、実は冬でも快適に使える。この軽さと風合いは格別で、できるだけ多くの人に味わっていただきたいと思うのである。
リネンにもいろいろグレードがあるのだが、最高級のものはアイリッシュリネンと呼ばれる。そのまま理解すると「アイルランドで作られたリネン」と思われがちだが、残念なことに今日アイルランドではリネン草(フラックス)の栽培も紡績も製織もほとんど行われていない。実はアイリッシュリネンとは、紡績の技術なのだ。最高級のリネン草を使い、潤紡という方法で細番手の糸を紡ぎ、それで織ったものを称している。
一方フレンチリネンというのは、リネン草の産地の名前。昨年フランスノルマンディーのリネン農場を訪れたが、フレンチリネンといっても10段階のグレードに分かれるとのことだから、フレンチリネン=高級品とは必ずしも言えない。リトアニアリネンも織ってもらっているが、これはフレンチリネンが原料でリトアニアで紡績・製織している。つまりリネンの産地呼称は、技術であったり、産地であったり、製織地であったりするからわかりにくいが、要は良い原料を使い、高い技術で織られた生地が良いという当たり前の結論となる。
さて、ハードマンズ社の技術で作られたアイリッシュリネンは80番手と60番手両方の生地をオリジナルカバーとして販売しているが、実は冬でも快適に使える。この軽さと風合いは格別で、できるだけ多くの人に味わっていただきたいと思うのである。