視察
藤沢市では「行政評価制度の取り組み」について多くを学びました。平成12年から取り組んできたとのことでした。今日まで何度も改善しながら、今年度より事務事業評価シートを一本化し簡素化したとのことでした。勿論、予算要求の資料としているとのことでした。
翌7日は町田市に行き、「公会計制度の取り組み」について学びました。要は、24年4月より日々の会計処理に複式簿記を導入したことです。この導入は基礎自治体としては初めての取組みです。
東京都がすでに取り組んでおり、ソフト開発については都のソフトを基本に町田方式を作ったとのことでした。
いずれの視察も、長浜市にとっても大変参考とするべき課題であると感じました。
新成人
いささか騒がしい会場でしたが、久しぶりに同級生に会うことですので致し方がないことだと思います。ただ10年前後前ほどの雰囲気で無かったことは良かったと思います。
国歌斉唱の後、式辞は市長代読として北川貢造教育長が述べ、
その後新成人代表による誓いの言葉がありましたが、例年と異なり今年は男性二人でした。
内容は“私たちは大変な時代に生まれたといわれるが、我々には危機を乗り越えてゆく未来がある。責任をもって未来に向かって生きてゆく”と云った内容だったと思います。
彼らは「失われた20年」と云われる時代に生まれ育った世代ですが、誓いの言葉を聞いて少しホッとしました。
どうか彼らが「成人としての自覚と責任」をもって社会に貢献してくれることに期待するとともに、幸多きことを念じたいと思います。
仕事始め
“・・・。被災地の一日も早い復旧復興を目指し長浜市もこの正月から新たに気仙沼市や双葉町へ市職員を派遣する。
昨年一年は原子力安全対策を始め、県立高等学校再編問題に正面から向かい合い、長浜市としての意見をしっかりと主張してきた。
今年は長浜城再興30周年、黒壁設立25周年を迎えると共に、私の任期の一区切りとなる節目の年。合併の総仕上げの年として、数十年先を見通して魅力あふれる力強い郷土づくりを推進する決意だ。
職員においては、自負心を持ち実行力を兼ね備えた職務の遂行をしていただきたい。”といった内容でした。
終了後、10:00過ぎに教育委員会に行き担当と協議をし、帰宅。昼食後、建築住宅課および社会福祉課に行き担当と協議後、帰宅しました。
どうかよい年でありたいと念ずるばかりです。
市長挨拶
議案、請願等の採決の後、市長より閉会にあったっての挨拶がありました。内容を抜粋して記します。
“・・。国民の負託を受けた新しい政府においては解決すべき重要な課題にしっかりと取組むべきでだ。本市においても、国政の動きを敏感に察知し、組織力・職員力を高めて、地域の再生に向けて取組んでまいりたい。
・・。本市では、「長浜・戦国大河ふるさと博」において、博覧会を支えたまちづくりの組織は、今後、地域におけるまちづくりの推進基盤として大いに活躍いただけるものと確信している。
さらに本市では、市役所新庁舎の平成27年1月竣工に向け工事に着手した。・・。来年は、湖北・長浜の玄関口であるJR長浜駅周辺地域の再開発整備事業が本格的に始動する。
また新年は、私の任期の一区切りとなる総仕上げの年として、引き続き全国から大勢の観光客をお迎えし、さらに定住人口が増える各種の施策を図りながら、力強い郷土づくりを着実に推し進める決意だ。”
各事業の実行に期待すると共に協力できることには大いにしてまいりたいと考えています。
最終日
「消費税増税に反対する意見書の提出を求める請願」について、P21は代表(土田議員)が反対討論をしました。内容は
“・・。2012年8月10日、民主党、自民党、公明党3党合意に基づいて修正された消費税改正法案が通常国会で可決成立し、22日に公布された。・・。引き上げの最終判断はその時の政権が経済状況等に基づいて行うとある。
・・。安倍総裁は選挙前からデフレから脱出できない場合、税率引き上げは先送りすべきだとの立場を取っており、経済の回復が最優先としている。
今後も社会保障のための安定した財源確保は重要なことであり、景気の動向をしっかりと見据え、今後の国政に期待するものである。このことから今回の請願について反対する。”
採決の結果、18対10(一人欠席)で可決しました。その提出される意見書の文面に、「社会保障改悪」とか「年金制度の改悪」といった表現があり大変気になります。他にも「法人税の見直しや不要不急の大型公共事業の見直し、大企業・高所得者・資産家に応分の負担を求めることが必要である」といった表現があります。
こうした表現は某政党の代表的表現です。長浜市議会がそのように見られるのではないかと極めて憂慮しています。
第4回定例会
さて、去る28日(木)9:00より別館2階、第2・3委員会室において決算特別委員会。その後、10:00より第4回定例会議が始まりました。
市長より、議案説明の前に9月以降の市政の主な動きについて4点報告がりました。
1.原子力安全協定締結について
去る11月23日、知事と共に再度関西電力本店にて八木社長に合って2度目の「原子力安全協定の締結」に向けての申し入れを行った。八木社長からは「要請を真摯に受け止め対応してまいりたい」との答弁であった。今後も締結に向けて全力を尽くしてゆく。
2.長浜駅周辺整備に向けた取り組み
JR長浜駅東口・駅周辺地区の整備について官民一体となって取り組んでいる。10月には庁内に「長浜駅周辺まちなか活性化室」を設置し駅前周辺整備に取り組んでいる。
3.高校再編計画に対する知事要望
10月1日、滋賀県教育委員会から新たな県立高校再編計画案が示された。今回の案は教育検討委員会の提言についても一定お汲み取りいただいたのではないかと感じている。しかし、市が提案した「JR長浜駅から徒歩5分程度で、琵琶湖を望む場所での新校設置」については受け入れられていない。
4.冬季の暮らしを守る除雪体制
冬季における道路交通の安全確保にむけて、12月1日より職員約500名、42班体制による除雪体制を編成した。地域特性に応じた降雪に対応できるよう、本庁・北部振興局・支所ごとに除雪対策本部を設け、組織的に連携できる態勢で臨む。
この後、提案されました32議案の説明がありました。
視察
白山市は平成17年2月1日1市2町5村が合併、人口11万3000人。市長の強い願いで21年4月「地産地消課」が誕生。初年度300万の予算から始まり悪戦苦闘の中市民の参加が力となりブランド化が進んだ。
白山市は米以外、何の産地があるのか農協も農家もわかっていないところから始まる。関係者の情報の共有と連携促進の中から市民の参加が促進され互いの生産物の理解が始まった。
21年5月に市ホームページ「食育・地産地消 まるごと!はくさん!」を開設し、白山市の食育・地産地消活動や主な農林水産などの情報を積極的に発信する。(H24年.10月末アクセス総数;約64万件)
情報発信を強化するとともに「地産地消ガイド」等を作成し配布する中で、22年1月には、「ブランド認定協議会」を設立し、市内の安全、安心で良質な農林水産物を「白山市農林水産物ブランド」に認定。さらに「ブランドマークの商標化」をすることによって地域生産物の生産振興に努める。
羽咋市では、人口500人高齢化率50%突破する携帯電話も通じない限界集落神子原で生産される米を、「神子原米」(市場価格60㌔42000円)としてブランド化したスパー公務員高野誠鮮氏の話を聞く。
農林水産課年間予算60万円で始めた過疎対策としてのブランド化が、今では神子原の農産物直売所では年間約7000面円を売り上げています。今ではお酒も開発し農業法人株式会社「神子の里」を設立。
限界集落は活気に満ち溢れ、若い家族もすでに12家族、35名が新たに入村しています。
二つの市を視察して感じたことは、労をいとわぬ職員の熱意と想像力が町を活性化させたことです。ぜひとも長浜市の職員も学んでいただきたいものです。
会派会
最初に、土田代表より10月29日に行われました議員研修会(「議会改革・議会基本条例について」講師;京丹後市議会議長 池田恵一氏)の説明と、既に最終報告されている「議会改革;長浜市議会基本条例」制定に向けての検討スケジュールとその検討課題が示されました。
早速、会派で検討すべき課題について協議しました。今後議会運営委員会で協議されていきますが年度内の制定に期待したいと思います。
その後、視察についての連絡がありその他神照運動公園プール整備事業に係わる入札結果の報告がありました。(落札;材光工務店 720,000,000)
話題になりましたことは、今朝の朝日新聞滋賀版に記されていた「うその理由で市議会委欠席」の記事です。これは東近江市の議員が特別委員会を「病院に行く」とうその理由で欠席し理事長を務める県建設組合の会合で沖縄県に行っていたという問題です。
長浜市議会では、ごく一部ですが本会議や各委員会を欠席・退席する議員が居ないわけではありません。議員の本務を考えたとき、その時の行動を聞きますと市民の立場では決して理解できるものとは思われません。また、委員会等の席で市職員を罵倒するような発言をする議員も居ます。
長浜市議会ではそうした行動については良心に従うものとして罰則規定等は在りませんが、甘んじることなく、今後議員のさらなる資質(モラル)の向上を是非とも願いたいものです。併せて市民の厳しい目が必要かと思います。
視察
今日(16日)は湖北消防組合議会議員視察で、9:00に長浜市民会館を出発して鈴鹿市消防本部の視察に向かいました。途中、12:00に昼食を取り13:00に鈴鹿市消防本部中央消防署に着きました
早速4回研修室で説明を受けた後館内の案内をしていただきました。鈴鹿市中央消防署は平成24年6月に竣工した真新しい建物でした。
この建物は震度7にも耐えられる免震設備の整った地上4階建ての建物と車庫棟から出来ています。写真は地下の免震装置の一部です。
施設を見せていただいて感じましたことは、消防署としてあらゆるアクシデントに対応出来る設備が整っていることです。
各地の消防施設を見るたびに思いますことは、長浜市の消防設備が如何にも劣っていると云うことです。
18:00過ぎ、長浜消防署の前を通るときそのあまりの姿に悲しみを感じたのは私だけではなかったと思います。
来年は市政70周年だと思います。是非ともそれを記念して長浜市民の安全と安心を確保のため一刻も早い近代的消防施設の建設が待ち望まれてます。
本会議
今日(21日)10:00より長浜市議会第3回定例会(閉会日)が開かれました。各委員会に付託されました議案の審査結果を各委員長より報告があり、総べて議決承認されました。
意見書案第6号「伊吹高校に併設される長浜養護学校高等部の改善を求める意見書」については、先の意見書に一部意見が異なるためP21より賛成の立場で討論をした後、全会一致で可決されました。
閉会に当たり市長より挨拶がありその中で高校再編に係わり話がありました。抜粋して記します。
“高校再編問題について、・・。教育検討委員会では普通科単独校の設置に関して、JR駅の徒歩圏内にある新たな場所に教育環境の整った新たな設置を求めていくことが提言案に盛り込まれることになりました。
・・。検討を重ねていたところ、長浜駅から湖岸に数百㍍、徒歩数分圏内に一定規模の遊休資産を抱えておられる企業から有効活用策を考えたいとの話があった。
お話しのあった場所は、中心市街地エリアに隣接しており、教育の発展や振興のみならず、地域の発展振興にも大きくつながるという長浜市の考えに合致する。
さらに、検討委員会の皆さん、それから生徒や保護者のご意見等を踏まえると大変有力な最適地であるとの考えのもと、新校の最有力候補地として県に提案してゆくことを先日の検討委員会の場で発言した。
高校再編という全市民的課題解決のため市民や市議会のご理解をお願いするとともに、地元長浜市が共に汗をかく準備があること県に対してしっかりと提言してまいりたいと考えています。”
教育委員会の推計によると、10年後には10学級(1学級40人)減ずることになり、現状では二つの高校が廃校になる計算になります。今からその準備に取りかかることは当然のことであり、市長の英断はP21の提言の方向でもあり大賛成です。