異常気候
私の町には何日も雨が降らず、畑は砂漠常態です。しかし、先週の金曜日(31日)の夜(飲みに行っていました)23:00頃、長浜の市街地では集中豪雨?でした。今日(7日)も大阪では集中豪雨に対する注意報が出ていました。
9月3日の産経新聞、石原慎太郎氏のコラム「日本よ」ではこの異常気候に触れていました。抜粋して記します。
“・・。とてつもない災害をもたらしている豪雨や豪雪は、要するに温暖化によって世界中の氷が溶けて海へ流れ出し、海水の量が格段に増加してしまったせいに違いない。
地球の温暖化による北極や南極の氷だけではなしに、世界の高山ヒマラヤやアルプスの氷も溶けに溶けつづけて、その水は海に流れ込み水を増している。
・・。人間は誰しも目先の厄介に気を取られその収拾に腐心するが、もっと肝心な基本的なことには気付こうとはしない。それは人間の幼稚さと浅ましさの表示でしかない。
・・。それにしても一頃世界の話題だった温暖化の問題は今に至れば至るほどその実感は強まりつつあるのに、かつてはさまざま論じられていた地球温暖化問題は一体今どこに行ってしまったのだろう。
・・。昨年末のダーバンでの温暖化対策の世界会議での結論は、世界最大のCO2排出国のアメリカ、シナ、インドという国々が反対を唱えたために出された結論なるものは、4年後に新しいルールを作りさらに5年後にそれを実行に移すという、なんとも間の抜けた馬鹿々々しいものでしかない。
・・。この地球で現在、自らの人生を救うために、氷が溶けて海に流出する水を防ごうとしている人々を私はほとんど知らない。
・・。金、経済という目先の欲望が実は自らの存在を根底的に損なうという宇宙の摂理を私たちはいつ誰のために悟り直すことが出来るのだろうか。”
子々孫々いつまでも豊かな自然に満ちた地球であることを願うと共に、世界の為政者には一刻も早い対策を考えてもらいたいものです。