偽善者
先日(24日)産経新聞「主張」に“規律乱す先生はいらない”の見出しがありました。内容は大阪府の国歌起立条例に関わるものです。抜粋して記します。
“卒業、入学式の国歌斉唱に起立を義務づける条例の制定が大阪府で進んでいる。・・・。大阪府では、門出を祝う大切な行事で一部教師らが起立せず、国旗、国歌に敬意を示そうとしない異様な事態が多かった。
・・・。学習指導要領も国旗、国歌の指導を義務づけているが、起立せずに式を混乱させる教師らの例が後を絶たない。
東京都などは教育委員会通達で国歌斉唱時に国旗に向かって起立するよう校長が職務命令を出し、違反者を処分している。
国旗、国歌を巡る訴訟では教職員に起立斉唱を求める職務命令は憲法の思想・良心の自由に反しないとの判決が定着している。
それ以前に、門出となる教育的行事に一部教師だけが起立しない光景はどう映るか。教育上極めて悪質な行為といわざるを得ない。・・・。”
教師が一度は使う言葉は「校則を守れ」「社会のルールを守れ」だと思います。生徒には校則は元より社会のルールを守ることを求め、己は規則を守らない。そんな教師を偽善者と言わずしてなんというのでしょう?
しかし最も悪いのは、そうした教職員を指導管理できない管理職にあります。さらに、そうした管理職を承認している都道府県の教育委員会や地教委に問題があるのです。