日本人の誇り
今日(23日)9:00から、議長・副議長、議会運営委員長及び議会事務局を含め、議会基本条例特別委員会が昨年9月24日に設置されて以来、過去14回取り組んできた中で今回提言する項目と6月議会での中間報告について協議しました。
10:30過ぎに帰宅し、気になっていた「日本人の誇り」(藤原正彦)を読み始めました。これは4月20に発行された新刊で、内容は「国歌の品格」より私には面白さを感じます。
“・・・・。江戸時代初期より三世紀に渡りおそらく世界一だった子どもたちの学力は、10年ほど前に首位を滑り落ちその後も復活していません。
・・・・。実施される何年も前から破綻することが明らかだったゆとり教育は、何年もの間、子どもたちを犠牲にした後、ようやく是正へと舵を切りました。
しかしこの脱ゆとり路線も、日教組の支援を受けた民主党政権のために後退しています。子どもたちの学力低迷はまだまだ続くのです。
・・・・。世界のどこの地域でもなしとげられなかった、かくも素晴らしい社会をつくった日本人の卓越した特性を何故日本人は誇りに思わないのでしょうか。
・・・。・・、当時の宮沢喜一官房長官が「今後の教科書検定は近隣諸国の感情に配慮する」という談話を発表したのです。そしてこれは教科書検定基準として認められました。世界のどこにもない奇妙な、と言いますか奇想天外な基準です。
これがきっかけでその後、何かがある度に日本は中国や韓国、北朝鮮に「歴史認識」を問われることになりました。・・。第二次世界大戦やそれ以前の歴史を外交に持ち出す国は私の知る限りこの三国以外、世界中のどこにもありません。
・・・。子どもの学ぶ歴史教科書において、歴史的客観性より「事を荒立てない」を優先する滑稽な代物なのです。・・・。その後30年近くもこの条項が存在しているという事実は、国民の多くがこれに違和感を持っていないことを意味するからです。だから問題は深刻なのです。・・・。”
これから読むことが益々楽しみです。未だお読みでない方には是非お勧めしたいと思います。