責任欠如
今日(28日)の読売新聞、「責任感欠如が迷走招いた」と言う見出しが目に飛び込んできました。以下に要点を抜粋します。
“安全保障は一国の指導者が最重要視すべき仕事だ。米軍による抑止力維持と沖縄の負担軽減という両立の難しい政策を細心の配慮で実現することが、日本の首相に課された使命である。
しかし、鳩山首相は米軍普天間飛行場移設問題で全く見通しがないまま「少なくとも県外」と主張した。
・・・。政権交代があっても、新政権が前政権からの外交・安全保障を引き継ぐのは国際常識である。なぜ、それを否定し続けたのかを首相は今に至るまで具体的に説明していない。
・・・。日米合意に反対する福嶋消費者相を罷免したが、衆参両院で12議席しかない社民党の主張に大事な安保政策が左右されてきたのは、小沢幹事長ら党側にも大きな責任がある。選挙協力に重きを置き、政権の維持に汲々ととしていたからだ。
「学ぶほど(海兵隊が)抑止力を維持していることが分かった」と語り、国民を唖然とさせた首相の安保に対する認識の欠如。
自民党と反対のことさえすればよしとする姿勢。根拠なき甘え。悪しき政治主導。いずれをとっても、国政を担う責任が著しく欠けている。”
私の知る限り、これほど謝罪を繰り返した首相は知りません。まさに、「謝罪総理」が板についています。謝罪の元は総て自分にあるわけです。
記者会見での、“この一歩を出発点に粘り強く基地問題解決に取り組むことが自分の使命だ。今後も命がけで取り組む”とは、一体誰に向かって言っているのでしょう。
鳩山由紀夫氏は、言葉の軽さを含め、国民が既に見放していることが解らないことが最大の問題だと思います。