ブーメラン
今日(6日)のニュースに、“鳩山首相は昨年の衆議院選に向けた沖縄遊説で「最低でも県外移設」と明言した自らの発言について、「公約は党の公約、先の発言は自分自身の発言。場当たり的に申しあげたつもりはない」と述べ、選挙公約ではないとの考えを強調した”とありました。
さらに、“首相は野党時代、当時の小泉首相が公約が守れなかったことを「たいしたことではない」と発言したことについて、衆議院本会議で「軽佻浮薄(けいちょうふはく)」などと厳しく批判した。公約違反についても「公党としての約束反故は、政治への信頼、社会規範の根底を崩す」と指弾していた。”
「党首が言ったことが公約でないということになると、党首討論や総選挙の党首第一声などは意味が無くなる」と共産党志位委員長は語っていますが、当然のことです。
「秘書の責任は議員の責任、私ならバッジを外す」と誰が言ったのでしょう。まさに、鳩山首相の言動はブーメランのように自分に返ってきています。普通の大人でも根拠のない発言はしません。ましてや鳩山由起夫氏は恐れおおくも日本国の首相です。誰よりも自分の言動に責任を持つべき人です。
米軍基地問題も、「浅かったと言われればそうかも知れない」と、安全保障に関する認識不足をあっさりと認めています。このことは私でも知っていたことです。今回の移設問題は首相の無知がもたらしたものです。
結果、日米の信頼関係はどの様になったことでしょう。米国におけるトヨタ・ホンダ・日産のリコール問題も原因の一端はそこにあるようにも思われます。この問題に政府が介入している様子が見られないのが不思議です。
「いい加減にしていただきたい」の思いで一杯ですが?