勉強会
昨日(11日)は19:30より30年続く長浜光友クラブ(西田天香さんの教えを聴く勉強会)の今年初の勉強会が50名弱の参加を得て行なわれました。座長(笹原司朗氏)の挨拶の後、石川 洋先生(興味のある方は検索してください)の今年に向けての幅広いお話がありました。心に残っている所を少し記します。
まず、二宮尊徳先生のお話から「日本には先祖から作り上げてきた経験知がある。今自ら立ち上がり自立経済をしっかりするときではないか。それには農業の再生、農業の再活用が大切だ」
森 信三先生(教育哲学者)の話から、学校は校長の姿で変わる。校長は暑い夏でも上着を脱ぐようなことをしてはいけない。脱げばそこから規律が乱れる。
天香さんが「人生は綱渡り、ふらふらするから落ちるのだ」とおっしゃった言葉は忘れたことがない。それは、下を見るからふらふらするので、名人は下を見ない。大事なことは、しっかりとした願いを持って神仏をしっかり見つめて歩くことだ。
坂村真民さんとの思い出を踏まえて、「大事なことは自分を捨てること。自分を捨てることは神仏を見ることです。謙虚になって神仏に向き合うこと。そうすればどんなに至らない者にも必ずお導きがある。そのお導きを頂かなかったら本物にはなれない」
大変な時代だというけれどその大変さは人間の大変さです。その大変さに戸惑ってはいけない。こういう時代こそ本当の生きかたをすること、それしかない。本当の生きかたを天香さんは「十字街頭に立ちへりくだって総ての人にお尽くしをすることだ」とおっしゃっている。
経済と道の一縷の姿、それは欲ではなく預かることではないでしょうか。
その他にも、家康が心の師と仰いだ人物は南禅寺の塔頭の風呂焚きをしていた乞食坊主であったことから、「心の師を持て、本物に出会うことが大切だ」
行きづまっても、「閉める時は自分の力で閉めよ、必ず立ち直る。群集を犠牲にしてはいけない」
百年に一度の今日の経済について、「百年に一度の目を覚ます好機だ。決してあきらめることではない」
ゆっくりと考えてみたいと思います。